テイト 椛(ハナ)

教育業界に20年勤務。ハワイ大学院に聴講生として2年間留学。 アメリカ人の夫と結婚して8年目。 夫は日本が大好きで、茶道の講師免許を取得し、 今年から大阪美術倶楽部で念願の茶道教室をはじめました。 https://jonjoan.wixsite.com/japanesetea

テイト 椛(ハナ)

教育業界に20年勤務。ハワイ大学院に聴講生として2年間留学。 アメリカ人の夫と結婚して8年目。 夫は日本が大好きで、茶道の講師免許を取得し、 今年から大阪美術倶楽部で念願の茶道教室をはじめました。 https://jonjoan.wixsite.com/japanesetea

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自己紹介🌺

こんにちは。はじめまして。 テイト 椛(ハナ)と申します。 長年、教育業界で働いていましたが、39歳で一念発起してハワイ大学大学院に 留学しました。41歳でアメリカ人の夫と国際結婚し、不妊治療をはじめ、 45歳で娘を出産しました。 2020年に娘を生んでから、自分の経験を娘に伝えたい、残したいと強く思うようになり、寝かしつけてから深夜にコツコツと原稿を書き溜めてきました。 高齢出産の娘。20歳になった時には、私は65歳です。 いつまで一緒にいられるのか分かりません。 将来

    • ご褒美の時間

      最近、私の本棚に、10冊の漫画が仲間入りした。 ずっと読みたかったけど、創作大賞に応募し終わるまで我慢していた、大人気少女漫画「ミステリと言う勿れ」(小学館/田村由美先生)だ。 昨年の冬に創作大賞の存在を知り、せっかくなのでこれまで書き溜めた文章を編集して応募してみようと思い立ってから、色々なことがあった。 クリスマスにギックリ首になって動けなくなったり、年始に娘が40度近い高熱を出して救急病院へ走ったり。 応募を諦めようかと思った時期もあったけど、なんとかギリギリ間に合

      • ハナちゃん ハワイへ行く 〜私の婚活漂流記〜 ⛵️#8

        ⛵️Sailing 8 : あとがき 父が天国に逝ってしまった。マリリンが1歳になってまもなくのことだ。 父は3年前から病気を患っていて、入退院をくりかえしていた。 あともう少し生きてくれるだろうと思っていたが、容体が急変してしまった。 コロナ禍だったので、入院中はお見舞いに行けず、会うことができなかった。 危篤になってから、やっと病室に入ることが許された。 父はすでにほとんど意識はなく、時折反応はあったものの、変わり果てた姿になっていた。こんな状況になる前に、もっと早く

        • ハナちゃん ハワイへ行く 〜私の婚活漂流記〜 ⛵️#7

          ⛵️Sailing 7: Bon voyage!  素敵な旅を!  Jumping out of your box! 飛び出せ、君の世界から! もしも君が今、何かに悩んでいるのなら 思い出してみて 人生は一度きりだということを どんな人間にも一度きりだということを 大切なことは、人生を後悔しないこと もしも誰かとくらべて、自分に自信がもてなくなっているのなら 思い出してみて 君は君だということを くらべるべきは過去の自分自身であって 他の誰かではない 君の人生は君のもの

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          ハナちゃん ハワイへ行く 〜私の婚活漂流記〜 ⛵️#6

          ⛵️Sailing 6: ハナちゃん  帰る港を手に入れる 帰国と結婚🌴 3月末に私は帰国した。 正直なところ、その時には彼と結婚したいのかどうかは自分でもよく分からなかった。でも毎晩のように彼からFaceTimeビデオがかかってくるようになり、連絡がない日はiPadの黒い画面を眺めながら寂しい自分がいることに気がついた。 5月に私は東京で手術をした。その日程にあわせて彼は日本に帰って来てくれた。彼は私が入院していた約1ヶ月間、ほぼ毎日神奈川から2時間近くかけて病院まで

          ハナちゃん ハワイへ行く 〜私の婚活漂流記〜 ⛵️#6

          ハナちゃん ハワイへ行く 〜私の婚活漂流記〜 ⛵️#5

          ⛵️Sailing 5: ハナちゃん  大海原で未来の夫と やっと巡り会う 国際結婚、アリかナシか❓ 40歳の秋に夫と出会った。帰国する5ヶ月前のことだ。 私は留学中、コミュニケーションの大切さをひしひしと感じるようになった。 自分なりに英語の勉強をがんばってはいたものの、思ったようにはなかなか上達しない。今まであたりまえだと思っていた、自由に意思疎通できることのありがたさを痛感した。 だからもし人生のパートナーと巡り会えるのならば、やっぱり意思疎通がきちんとできる日本

          ハナちゃん ハワイへ行く 〜私の婚活漂流記〜 ⛵️#5

          ハナちゃん ハワイへ行く  #4

          ⛵️Sailing 4: 日本はやっぱり安全な国 これから海外へ行くのなら✈️ 私は「とどめの一撃男」と出会った後は、もう結婚をすっかりあきらめていたが、ハワイに来てから少し心境が変化した。 結婚してもしなくてもいいから、人生のパートナーができないかな、と淡い期待を抱くようになっていた。 日本でとてもお世話になった人生の先輩が、自宅で孤独死されていたことも大きかったと思う。彼女が発見されたのは数日後だった。 私はできることなら、人生を共に笑ったり泣いたりできる誰かと一

          ハナちゃん ハワイへ行く  #4

          ハナちゃん ハワイへ行く  #3

          ⛵️Sailing 3:ハナちゃん  ハワイで考えた Try everything !🤙 留学先のハワイでは、日本で朝から晩まで働いていたことが信じられないくらい、 毎日の生活が一変した。 不安が3割、期待が7割。目に映るすべてのものが新鮮だった。 ハワイ大学の語学学校に通いながら大学院に行った。図書館で勉強したり、ボランティアに参加したり。幼稚園や小学校、高校の授業見学に毎週のように訪れた時期もあった。 母が言っていたように、こんな機会は人生で滅多にあることじゃない

          ハナちゃん ハワイへ行く  #3

          ハナちゃん ハワイへ行く  #2

          ⛵️Sailing 2:ハナちゃん  婚活の大海原で漂流する 女の適齢期っていつ❓ 「適齢期」とは何だろう。ネットで検索すると、「それをするのにふさわしい年頃。特に結婚に適した年頃」とある。その古い固定観念が、日本の女性をいまだに悩ませている。 昭和の話ではない。令和の今でもだ。 「結婚適齢期とは何歳位なんだろう」と思い、更に検索してみると、たくさん記事が出てくる。だいたい、25歳〜28歳あたりだろうか? 41歳で結婚した私にとっては、意味のない数字だ。 「恋人ができ

          ハナちゃん ハワイへ行く  #2

          ハナちゃん ハワイへ行く  #1

          ⛵️Sailing 1:ハナちゃん、年齢至上主義の嵐に立ち向かう とどめの一撃男🌊 2011年の秋の出来事だ。 長年シングルだった私は、毎日朝から晩まで仕事に明け暮れていた。 やみくもに婚活をしていた時期もあったが、あの頃は完全に自分自身を見失っていて、そんな私に婚活などうまくいくはずもなく、 気がつけばあっという間に36歳になっていた。 家族は私が結婚することを、もうすっかりあきらめていた。 私もあきらめていた。『結婚なんてもういいや!』と思っていたのだが、 ある日突

          ハナちゃん ハワイへ行く  #1

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          ⛵️Sailing 0: はじまりの話 人生とは 果てしない大海原をゆく 航海のようなものだ Life is like a voyage across the endless ocean. 2040年のマリリンへ📖 2020年は世界中の人々にとって忘れられない年になった。 コロナ禍で世の中は大きく様変わりし、 それまでは当たり前だったことが、 当たり前ではなくなった。 政府から緊急事態宣言が出され、外出自粛で自由に出歩くことすらできなかった。 食料を買いにスーパーへ

          ハナちゃん ハワイへ行く  #0