21日目 自宅療養を支えてくれたもの

金曜日。私の自宅療養も4日目を迎える。変わらず、発熱はあるが、咳もそんなに酷くはならず、早めの咳止めが効果を発揮している様だった。軽症の人が情報を出しているのは少なくて、調べれば調べるほど、この後、ひどくなっていくの?と不安になるので、あまり調べない様にしていた。

朝晩、様子をチェックしてはマメに届け物をしてくれた友達。その夫婦が居なかったら私の自宅療養は成り立たなかった。後で聞いた話では、もし自分たちに何かが起きた時のために、もうひと家族、待機をお願いしてくれていたらしい。

また、既にコロナで大変な思いをしたスタッフも、毎日、健康チェックをしてくれた。保健所からの電話とダブルチェックが、どれだけ安心できたか。他にも必ず朝晩、LINEチェックがきて、何かあったら駆けつけると本気で言ってくれる人がたくさん居たのも心強かった。

今だから笑い話だけど、自宅療養を始めるにあたり、まず和室に布団を敷いた。私の寝室は玄関の近くなんだけれど、もしも、動くのがキツくなったら、キッチンにも行けなくなるし、集合玄関の鍵を解除することすら出来なくなる。その為に「第二会場」として準備をした。玄関のドアと庭側の窓のカギはかけずに過ごした。急な対応が出来る様に。

それからホテル療養に切り替えることも考えて荷物や保険証なども準備していた。あとはパソコンを持って行けばOK!と。

結局のところ第二会場も荷物も使うことなく自宅療養を終わらせられたことを本当にありがたく思う。

22日目へつづく

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