7日目 ようやく保健所から連絡が来る 入院にかかる費用のこと

金曜日。3日間の講座を無事にやり遂げて、ホッとしていた夜8時半。家の電話がなる。

保健所からだった。兄の入院から既に1週間経っていた。実家の父に電話して、話したのちに、詳しいことは娘に聞いてくれとこちらの番号を教えたらしい。「では今後もキーパーソンは娘さんにしておきますね」とどこかで聞いたセリフ。

まずは連絡が遅れたお詫び。感染者が増え続け、1日に一人で200人と連絡を取らなければならないこと、隣の市の病院からの連絡が来てからの対応なので遅くなってしまったこと、昨日、一度かけたが不在だったこと…いえいえ、本当に大変ですね、ご苦労様です。

次に感染者の兄と同居の父は濃厚接触者になります、期間は○日までです、との説明。

私 「はい、父には濃厚接触者なので2週間、極力、家を出ないように言ってあります。毎日、検温して記入もさせています」

保 「ああ、そうですか、それはよかった!あとですね、PCR…」

私 「PCR検査も受けてきました、陰性です」

保 「ああ、そうなんですね!良かった!」

たまたま私は前情報があったから、早め早めの対応が出来たけれど、これ、普通はこの後に対応していくことになるんだよね?遅いよね。

それから、コロナ感染症に関しては法律で定められていて、入院・治療にかかる医療費は全て国からの補助で無料になること、タオルや着替えやおむつや食費等は実費で自己負担となることを教えてくれた。でもいま、この状況でパンク状態なので、書類を送るのは退院してかなり経ってからになるかもしれないけれど、絶対に送るので安心してくださいとのことだった。

それよ!それ!それを早く聞きたかったのよ。もちろん、ネットでしっかり調べれば出てくるし、多分そうなんだろうとは思っていても、こうして、保健所からのお墨付きをもらうまでは、一体どれだけお金がかかってしまうのだろうと不安になりますよね。実際に聞いてやっと、安心出来た。この記録を書き残そうと思ったのも、こういう聞きにくい、調べてもわかりにくいことを簡単に検索でたどり着けたらいいなと思ったからなのです。

それから、2週間の自宅待機も高齢のお父さんにあまりきつく言うと逆に反抗期みたいなことになるので、そんなにきつく言わなくてもいいですよとのことだった。父との電話で、かなり会話がトンチンカンになってきているのも、頑固なのも感じ取ったんでしょうね。ゆるくていいって言われると私も少し気が楽になった。

担当の女性職員さんはとてもフランクな方で、困ったことがあったら、電話してくださいね、と保健所の電話番号を教えてくれた。いや、かけないよ、1日200件もあって忙しいんだから…でも、嬉しかった。

8日目につづく

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