中島らも

中島らもさんに弟子入りしたかった僕の妄想

自宅近くで土下座して三日三晩をいる僕

背中には貼り紙をしておこう。
弟子にしてください!

しれ〜と無視するらもさん


3日ではあかんか。。

1週間や!通報されるかしれん、しかしやるで!


1週間も駄目やった。何なら一ヶ月、何なら死ぬまでや!

そんなある日

アスファルトにこうべを垂れる僕に

『あんた、毎日何してますのん?』と、らも氏

僕は。

『ここの地面の香りがたまらなく好きで、好きで好きで毎日嗅ぎにきてますねや』


『けったいな人やな、せや、うちに豆腐が一丁ありまんねん』

『となると』

ほぼ同時に
『湯豆腐や』
『湯豆腐ですね』

『やれ昨今豆腐は包丁で切ったらあかん。金臭さが移る。木べらで切り分けなあかんと言う輩がおる』

『はぁ』

『豆腐喰うのにあーだのこーだの面倒でしゃーない』

『先生。鰹節は?』

『勿論おる』

『ネギは?』

『あんなけったいなもん』

『必要ないと。。』
『先生。鰹節買ってきます』

『急いでな、花鰹が好みや』

『はい!急いで買ってまいります』

『湯豆腐は茹で過ぎると豆腐にすがはいってあかん。。湯豆腐たるものうんぬんかんぬん。つらつらつらつら』

ささー


『先生!鰹節を買って参りました!』

『こんな真夏に豆腐を作っわざわざ熱くして喰うやつがおるか!』

『。。。』

『夏は冷奴と相場が決まっておる』

『。。。』

『しかしやっこにも鰹節はいる』

『。。。先生?』

『何や?』

『先生は冷奴じゃなくて。。』


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