【ムーラン・ルージュ】瞬きさえ惜しい、これぞミュージカル!
劇場自体がもうエンターテイメント
開演前から劇場を包む妖艶で怪しげな赤い光。
劇場に足を踏み入れる前からもうワクワクが止まらない。
豪華絢爛な舞台セット。
帝劇でここまで派手なのは初めて見たかも。
ミス・サイゴンとやレミゼもメインステージ外にセットあったりしたけど、巨大な風車小屋やどでかいゾウが出現するなんて!驚き。
ゾウや風車小屋の方で歌う、みたいなことはなくて、基本はメインステージでストーリーは展開される。
セットが回転する転換ではなく、背景と小道具、
そしてなんと言っても照明の妙でシーンを描き分ける。
ちなみに劇場の外も中もしっかり装飾されてて、
エリザベート以来かな、ここまでの装飾見たのは。
華やかなオープニングからのナンバー祭りでがっつり掴んで離さない
オープニングの華やかな演出。
序盤でがっつり心を鷲掴みにくる。
これぞミュージカル!と言わんばかりの勢いに身震い。
(いやミュージカルというよりショーですね冒頭は)
そして、ナンバーがとにかく多い!(好き!)
オリジナルナンバーのみか思ったら聞き馴染みのある曲が勢揃い!
訳詞は松任谷由実をはじめとするそうそうたるメンバー。(宮本亜門やUA、KREVA、ヒャダインにララランドサーヤ←なんで?その他諸々)
聞いたことのあるメロディーに、日本語訳をピタリとはめて、実力派俳優たちが歌って踊って演じる。
これだけでももう、至福。
わたしの今日の布陣はこちら。
芳雄クリスチャンに、あーやサティーン。
伯爵は伊礼さんでした。
抜群の芳雄クリスチャン
お芝居、歌、立ち振る舞いや出立、どれをとっても申し分ない芳雄のクリスチャン。
今まで見た芳雄の中で1番よかった!
(ジェーンエアの芳雄を超えてきた!)
無邪気で自分の気持ちにまっすぐな様は、「モーツァルト!」のヴォルフガングに近しいものがあり、好きすぎて何百回と映像で見てきた芳雄ヴォルフガングと重なって、そう言った意味でも心が躍った。
無垢でピュアで、愛に真っ直ぐな人を演じさせたら、
やっぱり芳雄に敵う人はそうそういない。
改めてそう思わされた。
芳雄クリスチャンが ぴったりきすぎていて、
甲斐翔真の前に芳雄を観てしまったことを後悔しないといいなと案じています🙏
(現状では甲斐翔真が芳雄を超えるとは思えてない)
(越えないはずだけどいいものだといいなと願ってる)
(でも彼も歌上手いからきっと大丈夫)
伸びやかで妖艶な平原サティーン
平原綾香の伸びやかな歌声も絶品。
特徴的な彼女の声が、彼女にしかできないサティーンが今目の前にいるんだ、と感じさせてくれた。
かなり攻めた(ハイレグ、ハンケツ、みたいな)衣装だったが、日本人体系が全面に出てしまっていて、そこだけなんか"日本"出ちゃってる感じだった。笑
(仕方ない、日本人だもんね)
歌い方もお芝居の仕方も全然違うだいもんのサティーンも楽しみすぎて、妄想するだけで軽く気絶しそう。
ストーリーを知った上で見るのもまた、
見え方、感じ方が変わるしね。
(そう思うとまた初回のメンツでも観たくなってしまうから沼)
脇を固めるキャストも素晴らしい!
特に心奪われたのはLADY Mの4人。
冒頭からありまくりすぎる存在感、
セクシーかつ迫力の歌声、キレキレの腰つき。
高音を地声で張り上げる感じと、
クールなエッジボイス、たまらなかった!
「誰か知らないけど、こういうところにもかなりの実力者!たまらん!」みたいな、
ミス・サイゴンのジジを初めて観た時に近い感覚。
さいごに
実力派俳優たちの芝居と歌に魅せられ泣かされ、
ショーで始まりショーで終わる、
目も耳も体も幸福な3時間。
目を見張る美しさ、
息をも忘れる愛、
ゴージャスの限りを尽くした世界。
どこを切り取っても、
さすがブロードウェイ!て感じの
心震える作品でした👏
(ブロードウェイ行ったことないけど)
別キャストの回の観劇も楽しみだ〜😍
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