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【映画感想】ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結

ハーレイクイン00

■多分シリーズだったり
アメコミヒーローモノの一部なんだろうけど。
そこらへん全然知らずにこれ単体で観た!

そして面白い!
サイコーですやん!

■予告で見た感じと全然違う印象で無茶苦茶良かった!
観て良かった〜!
悪趣味な奴かと思ったら、
人間社会の全てが入っていて感動のあまり泣いてしまったわ!
怒涛のパワー!
差別問題とかここに全部入っているぞ、
カッコいいなぁ。

■無限懲役で刑務所に入ってる
悪役(ヴィラン)な奴らが
自由を得るために政府の汚れ仕事をやるっていうね。
よくある話なんだけど。
悪人むっちゃ居るのよね。
吐いて捨てるほどいる。

なのでほとんどを捨てゴマとして使われるのよね。
どうせお前らは世間に必要とされてないのだから
別に死んだって構わないだろう?
的な扱いを受ける。

■まぁ、もちろんそれに見合う悪徳を積んできたので
当然の報いと言えばそうなのだが。
彼らに要求する正義の人たちが
どんどん怖く見えてしまうのよね。
指揮管理室で誰が死ぬかの賭けが行われていたり。
国を守る軍事組織の中で。

■そんなところもアメリカ的で。
怪獣みたいなあからさまな嘘を出して目くらませながら
本当の現実のアメリカがやってきた悪事を
それとなくススッと見せてるのが大人な国だと思わせる。

■キューバのカストロとかゲバラ。
実際、反カストロ派在米亡命キューバ人部隊がアメリカCIA支援の元に
キューバに上陸侵攻したピッグス湾事件ってのがあるのだってね。

■なので逆に悪人集団が虐げられて
人間扱いをされない。
まさに差別の全てがここにあったのですよ。
あいつらは悪人だからどんな扱いをしても構わない
という正義の人の傲慢。

■そしてそのスーサイドスクワッドのチームの中には
「ピースメイカー」という名のヴィランがいて。
正義を突き詰めたが故に
正義のための大義名分があれば
誰を何人殺そうが構わない
母国のためになることならば
他国の人間がどうなろうと構わない。

それが正義!
平和を愛し!
世界を守る!

なんてことになってたり。

■まぁ、そんなこと言いつつも。
みんな割と躊躇なく殺して行くのが痛快なのよね。

普通の物語ならば、殺される方も殺す方も
何か恨み的な会話をするのだけれでも。
そんなの無しで、
敵認定した瞬間に殺してゆく。

もはや楽しくって笑ってしまう。
人殺しの言い訳なんて聞く耳は持たない。
悪人と戦っている正義のあなたも
人殺しなのには違いないのだから。

■などと言いつつ
勘違いで味方を殺してしまったりもするが…。
「あ、ごめんね(てへぺろ)
で済まそうとする!
面白い!

■そしてキャラクターはみんな魅力的!
本当愛すべき人物たち。
それぞれにバックグラウンドがあり。
色々な人生があるのだけど。
悪人たちに共通しているのは
自分のどうしようもないところを認めている
ということだ。
自分の悪と暴力とかに
折り合いを付けている。

なので、何か爽やかな風が吹くのだ。

■そんで私はこの映画で初めて見たのだけど。
ハーレイ・クインってキャラがとってもカワイイ!
すっごくキュート!

全力でバリバリ前に進んでいく。
気まぐれで気が狂っているような言動が多いのだけど。
ロマンチックで乙女チック。

そんな彼女が
「あ、こいつダメな奴だ」
と感じたその瞬間にそいつを殺しているのが
なんだか驚くほど快感なのですよね。

即断即決の美しさ。
人生を前に進めるために後腐れなく
要らないものをポイっと投げ捨ててしまえる。
身の軽さ。

彼女の笑顔の後ろには花が咲くのですよ。
血みどろの道に花が舞う。

■いやー、上っ面の誤魔化しじゃなく。
心の芯から痛快!
という気持ちが湧き上がるね。

世間が、他人がじゃなく。
自分がどう思うか。
自分がどう行動したいか。

それがあると
うっせえ!知るか、ボケ!
の気持ちで
ズンズン前に進んで行ける。

良かったね。
良かったよ。


■『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』
https://wwws.warnerbros.co.jp/thesuicidesquad/

■ピッグス湾事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%B9%E6%B9%BE%E4%BA%8B%E4%BB%B6

スーサイドスクワッド13

■極楽京都日記:【映画感想】ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
https://kyotogokuraku.blogspot.com/2021/08/blog-post.html?spref=tw

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