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【映画感想】ライド・オン

■お馬ちゃん!お馬ちゃんがー!
まさか馬の演技に泣かされるとは!
チートゥ!チートゥーッ!!
もちろんジャッキーのアクションは現役だし
スタントの心意気みたいなのも十二分にあるのだけど
最後全部お馬ちゃんが持って行ったぜ。
とても良い馬。

■現代の話で、ジャッキーはもうお爺ちゃん。
だからと言って老師のような達観した存在ではなく。
スタントで怪我をしてしまい落ちぶれた中年、と言うか初老。
ほぼほぼジャッキー・チェンの自伝的話として、
まさしく集大成として語られていく。
もちろんこの人物はそうではないのだが、
そこにあるスタントに対する想いとか
映画にかける情熱とかはそのままなのだろう。

■なんだか落ちぶれて
離婚して娘には嫌われている。
さらに田舎者のダメな感じもある。

しかしアクションシーンになると
メキメキとその輝きを取り戻すのだ。

■いや、物語としての話なのだが。
なんだか本当に虚実入り混じって。
全部が本当のようにも思えてしまう。

しょぼくれてるシーンも多くて
なんだかなぁ、とか思っているところに
このお馬ちゃんなのである!

■娘は小さい頃に母親と共に出て行ってしまったので。
この子馬として生まれた時から
ずっと一緒に暮らしている馬のチートゥが
まるで人間の息子かのよう。

■香港のハリウッドみたいな撮影所で
馬と一緒に写真を撮れるという商売を
細々とやるジャッキーとチートゥ

借金取りとのバトルで
いい感じに助け一緒に戦ってくれるチートゥ。

昔の弟子から映画の仕事のチャンスが舞い込んだので
チートゥと一緒にスタントマンとして復活する!

寝る時も一緒だ。

■そこでチートゥの方もその才能をメキメキと発揮していく。

それを見ていた中国のイーロン・マスクみたいな大富豪が
私の馬コレクションとしてその馬を買いたいとか言ってきやがる。

そんな!彼は家族なのに!
でも危険なスタントの仕事を続けさせるのも
息子に対してとすればどうか?

■なんてまぁ、そこらへんで大号泣の展開があったりなのですが。
本当に泣いちゃったよ。
まぁかジャッキー映画で泣くとは!

いやぁ、ベタな話なんですけどね。
良い映画でしたわ。
もちろんアクションは研ぎ澄まされて素敵なのは言うまでもなく。

映画『ライド・オン』


極楽京都日記: 【映画感想】ライド・オン


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