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自由が丘のスタバ緊張するやん

今日はオフだったのでちょっと足を伸ばして、自由が丘のスタバへ行くことにした。

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というのも、LINEギフトでもらったスタバのチケットを使いたかったのである。このLINEギフト、とても重宝している。なかなか直接会うことが出来ない今、パッと贈れて、サッと使ってもらえる。金額にもよるが、ちょっとしたプレゼント、かしこまり過ぎないお礼、言葉だけではない気持ちを贈るのにもってこいだ。もらって嬉しいし、あげるのも楽しい。

自由が丘にはスタバが3店舗ある。わたしは駅から少し奥まった住宅街にあるお店を選び、向かった。その辺りは緑が多くどこかのんびりとした空気が流れていた。かの有名な自由が丘スイーツフォレストの斜め向かいくらいにその店舗を見つけた。

・・・オシャレだ。

オシャレなつくりの店舗はたくさんある。だけどどこか違う。レジに感染予防の透明シートがかけられているからか?座席にソーシャルディスタンスを保つための紙が設置してあるから?・・・いや、そんな問題ではない。明らかになにかが違う。

レジに向かい、メニューを見た。

・・・ない。

フラペチーノとか、季節限定のメニューとかが、ない。

慌てて顔を上げた。

レジの上にある黒板の手書きのメニュー。絵とか書いてあって、見ているだけで心躍るアレ。あれもない。どうやら価格帯も違う。

・・・なんだここは?

一気に緊張が高まった。
もう何を飲みたいかすら、分からなくなった。

正直、フラペチーノと決めていた。でもないのだ、この店には。そしていつもは見たことのないメニューばかり。アルコールまで販売している。もう頭はパニックパニック。

心を落ち着けて、定番のカフェラテをアイスで注文し、フードはお馴染みのチョコスコーンにした。無事支払いを済ませ、商品を受け取って席を探す。やはりウイルスの影響か、人はまだ余裕がある。

奥にめっちゃ心地よさそうなクッションのあるイスを見つけたので、そこに陣取ることにした。座ってみたら、身体がめり込むくらい気持ちが良かった。そして、コーヒーを一口。あぁ、美味しい、心の中で優雅に呟いてみた。ようやく自由が丘に馴染めた気がした。スコーンは通常店舗と比べ、上にサクサクの生地がかかっていて格段に美味しかった。

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もう怖くない。
あたし、自由が丘のスタバにいる。

店内を見渡すと、ノートパソコンで仕事をしている人、近所のマダム、オンライン授業を受けている学生、それぞれの時間が流れていた。わたしも自分の時間を流そうと、動画配信サイトを立ち上げた。

気付いたら、原田知世版「時をかける少女」を観ていた。

1983年公開、私の生まれた年だ。監督はつい先日亡くなった大林宣彦監督。おぼろげにしかストーリーは認識していない。そう、見るのは初めてだった。古い・・・その古さがいい。原田知世がカワイイ。今でいうと浜辺美波くらいカワイイ。これから物語が動いていきそうだな・・・

半分ほど鑑賞してふと思った。

・・・ここで見る映画ではない。

オシャレなスタバにサヨナラして帰路についた。


あとで調べて知ったが、わたしが行ったお店は全国に8つしかない

ネイバーフッド アンド コーヒー

という店舗であった。

ネイバーフッドアンドコーヒーのNeighborhood(ネイバーフッド)とは、英語で"近所、地域"を意味し、「地域に密着したご近所のカフェ」をコンセプトに、明るい店内やハンドメイド感のある雰囲気に、思わず長居したくなるようなカフェである。

そりゃ緊張もするわよぉ。

でもこれからはご近所さんの顔して行っちゃうもんね。たまに。自分へのご褒美をあげたい時に。めっちゃ作業を捗らせたい日に。給料がたくさん入った暁に。

その時は必ずや、ノートパソコンか文庫本かノートを持って行くと決めている。

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