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七夕までの軌跡①~キャスティング~

前回のnoteで、来たる7月7日(火)七夕にYouTubeにてオンラインドラマの生配信をすることをお知らせした。

改めて。お知らせる。

7月7日(火) 20時~
ZooMATSUTAKE GEKIJO Vol.4
「オンライン七夕」
松竹芸能公式YouTubeにて生配信!


その当日までの軌跡をこのnoteに記し、クリエイティブ記録として残していこうと思う。

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前回は、舘澤さんと共同で脚本を完成させ、メインキャストとの打ち合わせを済ませた段階だった。そして現状は、全キャストが決まり、顔合わせが終了している。

映像においても舞台においても、重要なポイントになるキャスティングについて記しておく。

🎋…キャスティング…🎋
その意味は「配役を決める」ことである。世間のイメージだと『脚本ありき』で物語の登場人物に合った役者を選び、オファーするものだと考えられているだろう。

が、実際のドラマや映画の世界では『役者ありき』が多いと思われる(統計を取ったわけではないので肌感で)。それは映像作品を作るにおいて、視聴率や観客動員数が必要であるからで「〇〇さんを使えば見込める」から「今話題の○○を実写化しよう」という流れになるのである。スポンサーを付けて制作するためには、作品の面白さもさることながら、役者の人気度はもっと重要だ。だから実際脚本家になっても「好きなテーマを想うがままに書いて作品を作る」なんてことはほぼないと考えていい。

一方、自費制作や小劇場で舞台をするのであれば、それが叶う。自分の身知った役者に声をかけ、稽古をして、作品を生み出す。

今回のオンラインドラマはそれにあたる。同じ事務所に所属する見知った役者(芸人やタレントも含む)に声をかけ、なんならある部分では当て書きをしている。作品に合ったキャラクター、年齢、性別を考え、当てはまる役者を候補出しする。本人の意思を聞き、スケジュール調整をした上で、正式オファーとなる。今回は馴染みの仲間以外にお二方、大先輩に出演してもらうことになった。そして、スタッフとしてマネージャーさんにも入ってもらっている。

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【キャスト紹介(@~はTwitterアカウント)】
岡山祐児さん(オーケイ)→右上 @yujiokayama
ちかまろさん→左上 @chikamarodog
和泉大輔くん→左下 @jafarican
竹本真之くん→右下 @matsutakemoto


🎋…顔合わせ…🎋
顔合わせでは、会議室や稽古場でキャストやスタッフが実際に対面し、自己紹介、脚本の説明、稽古の流れ、チケット云々を話し、台本を軽く読み合わせる。

オンラインの場合、全員がZoomに入り、操作方法の説明をすること以外は、そう変わらない。全身が見えないとか、通信が途切れることはあれど、集まらなくても顔合わせできるのはとても有難い。

これは元の生活に戻っても、顔合わせに来られないキャストやスタッフがオンラインで参加するのは大いにアリだと思っている。顔合わせに参加出来ないと、初回の稽古の時に出遅れた気分になる。それが少し解消されそうだからだ。

そうして顔合わせをし、台本を軽く読み合わせていると「これもできる」「あれやってみたいな」とまた新しいアイデアが浮かぶ。逆に「あれは難しい」「これは無くてもいい」とそぎ落とせる場所も見えてくる。全キャストが揃うといろいろと化学反応が起きるのは楽しい。その度に脚本も演出もコロコロ変わって、キャストは少し大変なのだけれど、一緒に作っている”当事者感”みたいなものが少人数で作品を作るとなお一層感じられるのではないか。

さて明日は全員揃っての稽古である。
セリフを覚えるとしよう。

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