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いきなりAIで100点をとれる?人間とAIの共創について考える

こんにちは、 mario です。
わたしはエピックベースのスマート書記というプロダクトでつくっています。スマート書記は「AIで議事録のあらゆる作業をゼロに」を目指すプロダクトです。AIと音声を活用して議事録の作成・共有・管理を自動化・効率化をします。

昨年より、生成AI・LLMを活用した「AIアシスト」という要約や要点抽出する機能を作っています。
今回「AI議事録ツール「スマート書記」の文字起こしや要約機能の大幅アップデートを順次リリースへ」というリリースをだしました!

これからも積極的にアップデートしていく予定です。この記事では、その過程で考えたことや、プロダクトに組み込む際の難しさなどを書きたいと思います。

いままでの学び

生成AIを利用した機能を提供する中で、『議事録の完成形を作るための工程にはそれぞれのニーズがあり、それらが満たされなければ、納得感が薄く、結果的には使用されないのではないか』という仮説が生まれました。

その背景として..
・無意識に行われる工程が存在する
・工程ごとに「ニーズ」が存在する
・そもそも、完成形にはこだわりがある

というものがあり、 求めるものを一発で出せない限りはこれらのニーズを無視しても、結果としては使用されないものになるのではないでしょうか?

この仮説を踏まえ、最新のアップデートでは、ユーザーの具体的なニーズをより深く理解し、それらを製品に反映することにしました。

アウトプットとのギャップと「選ぶ」の関係性

AIが生成したアウトプットに「これじゃない」と感じることはありませんか?

この問題に対し、私たちは次の解釈をしています。

ユーザーが欲しいアウトプットを事前に考え、それに基づいて内容を選択すると、期待する結果に近づきやすくなります。一方で、具体的な期待を持たずに結果を目にすると、期待と異なる結果が生まれやすくなります。

この理解をもとに、ユーザーが意図するアウトプットに近づけるようにアップデートを行いました。当たり前のようですが、生成AIを活用した機能だと、抜けやすい解釈かもしれません。

取捨選択するより、必要な情報を追加していく方がユーザーにとってよい体験になるのではないか?

生成AI・LLMを活用した機能を考え始めたときは、ユーザーに最初からできるだけ多くの情報を提示することを当初は考えてました。コストを考えるとそれがよかったからです。ですが、それは違うのではないか?という結論になっています。

具体的な例を挙げます。
ユーザーが最終的に必要とする情報量が10だとした場合、最初に100の情報を提供し、それをユーザーが10に絞るのは非効率であり、負担が大きいと認識しました。
反対に、最初に5の情報を提供し、ユーザーのニーズに応じて徐々に追加していくアプローチは、不要な情報による混乱や情報処理の負荷を減らし、ユーザーにとってより快適な体験を提供することができると仮説をたてています。

理想はAIが全部やる、それでも人間と一緒に作業できる体験をつくる

理想は、AIが全てを行うことです。ですが、今目指すべきは人間と共に作業できる体験を創造することです。改善方針として、AIに任せる部分は任せるが、「共創」できる体験を創造することがよいのではないでしょうか。

議事録には「文化」「ルール」「こだわり」など多様な側面があります。それらを満たすためには「共創」が必須だと感じています。

カスタマイズ性やワークフローに馴染んだ体験構築

AIに関する話題と多く上がるのが「精度」です。しかし、すべての人にとっての「100点」は個別チューニングしない限り不可能です。

そのため、スマート書記では、さまざまなワークフローから自然にAIにヒントを与え、AIと共に結果を生成する体験を構築していく予定です。

議事録作成における細かな作業は多くあります。それらを最適化しつつ、良い結果を出せるようにすること。それができれば、次のステップとしてAIにすべてを任せ、信頼関係を築いていけるのではないかと考えています。

「つくる」だけではない。「活用」の可能性

ここでは「議事録」に焦点を当てましたが、スマート書記は「ビジネス会話を当たり前に活用する世界をつくる」ことを目指しています。議事録作成の自動化・効率化はそのためのステップの一つです。

作業時間の削減により、より創造的な時間が増え、新たな可能性が広がります。音声を記録するだけで必要なアウトプットが自動で完成するような体験を提供することを目指し、そして、これまで活用されてこなかったビジネス会話を活用すること。それが結果的に、企業やビジネスの推進が可能になると思っています。

今年はそのチャレンジも積極的に進めていく予定です。AIと音声の組み合わせでできることはたくさんあり、やりたいことがたくさんあります。

一緒に実現していく仲間を募集しています

このようなことを実現するためには、一緒に取り組むメンバーが必要です!少しでも興味を持った方、ぜひお話しましょう!以下のリンクから気軽にご連絡ください!

https://youtrust.jp/companies/5f97e4cb90703efad0303c49ca1eab27

※ この記事はChatGPTに校正・添削をしてもらって書きました。

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