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Marioの事件簿  こんな理不尽なこと許せますか マリオが事件の謎に迫ります

2 幾重にも絡んだ事件
  スピリチュアル編

こんなに絡みあった事件があるだろうか。
巧妙に仕組まれた事件。
虫の知らせを受け取るとか、危険回避能力とか正夢をみるなど人間は、霊的な能力を普通に持ち合わせています。
テレパシーや霊能力なども元々持ち合わせていますが、普段は封印されていて
これが解けたときに第3の目が開くとか、能力が開花したなどと言われる。
私自身も、霊的世界を知りたくて書物を読んだり、試したりの探求者でもある。
不思議な声が聞こえたりすることも、特に恐怖だとは思わず、冷静に判断している

私が海辺のまちに引越しをして、すぐの夕方、突然部屋の中のダンボールの山を コンコンとノックする音がした。
ダンボールから音がするなんてあるわけがなく、中身はキッチン道具。
この音は度々聞こえていて、何を訴えたいのか。
こんな不思議な部屋で突然、
「玄関の前に行け」
と命令され、何が起きているのかわからずに言われた通りに、玄関を開けて表に出て見た。
上の方で女と子供の声が聞こえて来て、くすくす笑っている
突然子供の声で
「お盆を用意しろ。」と言う。
越して来て荷物もまだ開けていないので、お盆などすぐに用意できない。
仕方なく、ゴミ箱の上においていたお菓子の空き箱の蓋を手に取りまつ。すると
「その坂を登って行ってお菓子をもらって来い」という。
お菓子といってもどこの家でもらえるのか。
仕方なく、缶の蓋を持って坂道を登り、いけるところまで行ってみたが、イルミネーションがあるだけで、お菓子をもらえるところなどなく。
そのまま引き返して戻る。
寒いので、家に入る。
この声がしばらく、私に張り付き色々な指図をするのだが、いたずらにしてはずさんな命令ばかりだ。
それよりも、電磁波の強いものを頭に照射されているように、頭に衝撃を受けふらふらしてしまい、寝不足と衝撃受けたような感じで、とうとう人の家に遅い時間に訪問して、怒鳴られてしまった。
ある晩には、
「上の部屋に挨拶をして来い」
「今から親分が通るから、玄関の前に立って待っていろ」と寒空の中立たされて、真夜中まで立ち続けて、まるで、不審者である。
ただ、誰一人も該当者が通るわけでもなく、こんなおかしなことをするのは、子供か、悪い若者の電波を使った嫌がらせかと感じるようになった。
だんだんとこんなことにも応じるのも嫌になったので、無視をした。
とにかく頭に何がしかの衝撃を受けたのは間違いない。
この女と子供は、夏休みに山の上の遊びにきた、家族とわかる。
名前は、ミヤマという名前のチャネラーで、先生と呼ばれていた。
とにかく、何ヶ月も頭のふらふらが治らず、この犯人を理解することができたのが、半年もたった頃である。
ある日、ふと窓から声が入って来て、よくよく聞いていると、私の名前を読んでいろように聞こえ、録音を始めた。
この物件のすぐそばに、公園があり、そこから色々な話が流れてくるのがわかった。このミヤマの声は、
「スピラースピラー、うちに来て。うちに来て。」
「あつさん。あつさん。たかあきしゃん。たかあきしゃん」
「こんなとこにいてはダメでしょう。ね、もうここから出ましょう。ね。」
「あの女には。」
と毎日聞こえてくる。
スピラースピラーとは、何ぞや。
そのうち、男性の声で
「スピラー、これは…」
「スピラー、どうしましょうか」
こんな具合に、スピラーと言われる人物が、どうやらいるらしい。
スピリチュアル業界でもあまり、耳にしない。
調べてみたところ、チャネリングをする団体にこう呼び合う人々がいるらしいことが判明。
私が知っているのは、ジャン・スピラーくらいなものである。
この町にも、こんな団体がいるようだ。
そのうち、団体で動いているのか、家の近くまでやって来ている声が聞こえる。
チャネリングとは、宇宙の意識と繋がって、色々な情報を得たり、幽体離脱して色々なところに行ったりするらしい。
こんな不思議な団体が近くにあり、いたずらでもしていたのだろうか。
そんなふらふらの時に、毎晩怖い夢や、不思議な夢をみたものである。
若い男性が泣きながら、私に話をしてくる
私に会いに来たようで、トラブルに巻きまれて暴行を受けてしまい、会いに行けなかったと、泣いて話しかけてくる。
私に、怪我をした指で描いたラブレターが他の家に届いてしまい、そこでトラブルになったのだと。
思いを告げに来たんだと。
【まだ見ぬ花嫁】に会いに来たんだと。
毎晩泣きながら暴行を受け開かなくなった口で、一生懸命に話しかけて来て、今までずっと、この海に近い家で待っていたのだが、結局会うことはできずに、手紙も届かず。
毎晩、ごめんごめん と泣きながら謝っていて、まだ見ぬ花嫁の相手は、【たかあき】という名前で、いまもいつか会えるのだろうかと考えている。
毎晩横にいるよ、手を伸ばせば届くところにいるよと言われるのだが、今だに会うことができない。
私の本物の相手が【たかあき】という名前らしい。
この、たかあきさん だが、かなり色々な人間に利用され、騙され、いまは全く違う家の嫁をもらって家族を持っているのだそう。
そのため、もう一緒になることはできないのだそう。
この、たかあきさんのおかげで、私もトラブル続きである。
たかあきさんが受けた、暴行事件は、あるバーのマスターが嫌がらせで嘘をついたせいであり、まだ見ぬ花嫁を救うという、シナリオを描いて演じさせた上に、間違い女の家に会いに行かされて、家の男に暴力を受けて、縛られたり鞭で打たれたりされて、汚い世界に身を置くことになったという。
こんな悲しい話ばかり聞いていて、この男性が私の相手だと思うと、永遠の悲しみとなってしまう。これをどう受け止めてどう理解したら良いのだろう。
人間の一生は、自分を演じている世界だという人もいる。
今度はこんな役目で、と決めてくるようだが、誰も苦しく辛いことは演じたくないだろうと。
こんな歯がゆい状態で、まだ見ぬ相手がどんな容姿で、どんな性格なのかもわからずこの先出会うかもわからず、悲しみだけがいまも胸に残っている。
このたかあきさんが運命の相手だそうだが、運命の相手は何人もいて、本当の相手ならば必ずどこかで出会うだろうと思う。
スピリチュアル的にいうと、本当の相手は、一つの魂であったものが、この世に生まれ落ちてくる時に半分に分かれた分身だそうだ。
その二つの魂が、それぞれにこの世で様々な体験をし、また一つになる。
この様な二人が唯一無二の本当の相手。
地球上のどこかにいるのだろうか。
そんな相手が。
そんな【まだ見ぬ花嫁】
ロミヲとジュリエットの様な、悲恋の悲しくも美しい話を聞いているうちに、だんだんと汚い話が聞こえてくる様になる。
ゲールとダニーが出て来て、お隣の悪魔をたぶらかし、邪魔をするのである。




























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