アントワネットでいこう
小学5年生になる娘が、お菓子づくりにハマっている。
誕生日やバレンタイン、母の日など、前から一緒にお菓子は作っていたけれど、一段と興味が出てきた様子だったので「魔法のてぬきおやつ」というレシピ本を渡してみた。材料2つ3つ、工程も6つくらいでパパッと完成するお菓子たち。すでにいくつものレシピを試してくれて、母は材料の調達と美味しく食べる係に徹している。
2週間ほど見ていて改めて「娘すきだわ」と思うポイント、それは唐突にやってくる大雑把となんとかしちゃう力だ。
先日はチョコレートクッキーをつくっていたのだけれど、焼き上がった合図を聞いてオーブンを開けてびっくり。見たことのない茶色い塊がそこに鎮座していた。一瞬フリーズしてしまった母に、「ちょっと硬かったから、切らなくてもいいかなと思って(てへ)」と娘。要するに、アイスボックスクッキーのようにねかせて切って焼くべき生地を、そのままオーブンに突っ込んだらしい。一応中まで火は通っていたので、ぼろぼろ崩しながら美味しくいただいたし、なんなら崩したクッキーに牛乳を入れるとコーンフレークのようになって美味しかった。
〇〇がダメなら**したらいいじゃない。
某アントワネットのようにお菓子づくりを楽しんでいる娘、母も一部見習いたいものだ。
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