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ディープな町、栄町in沖縄〜おばちゃんたちの愛が商店街を救う〜

みなさん、こんにちは。トラベルライターのMarです。今回は私の生まれ育ったまち、沖縄県那覇市にある栄町について紹介します。

昔ながらの商店街や市場の人たちとの会話を通して、昭和へタイムスリップした感覚を味わえます!

国際通りに行く人は、少し足を伸ばして、栄町というディープな町に寄ってみませんか?


◻︎栄町ってどんな場所?

沖縄県那覇市安里に栄町は位置し、安里駅から徒歩数分。交通面でもモノレールが通っているため、アクセスも便利です。


栄町には、昔ながらの八百屋さん、豆腐屋さん、肉屋さん、洋服屋さん等が立ち並んでいます。

最近では、新しく居酒屋、コーヒー屋さん、ケーキ屋さん、パン屋さん等のお店も増え、世代を超えて楽しめる場所になっています。

お肉屋さん
ケーキ屋さん

昼は、地域密着型の商店街、夜はリーズナブルな飲み屋街に人々が集まり、活気がある町、栄町。


ひめゆり学徒の学舎の跡地、戦後の復興で生まれた市場。時代の流れに負けずに先人たちの思いを受け継いできました。ゆるやかで優しくユイマールの心が息づくマチグワーを、皆で大切に育んでいます。

栄町市場商店街 Instagramより

◻︎栄町の顔 「はいさい食品」

はいさい食品は、創業64年、地元の方々に愛される八百屋さんです。

近年、大型スーパーの出現により、対面式で買い物をする機会が少なくなってきました。

しかし、はいさい食品は今でも対面式で買い物ができる場所です。なので、はいさい食品に行けば、今日の夕飯のメニューを一緒に考えてくれたり、ユンタク(お話)ができます。

なぜ愛されるのか、理由は「人」。
はいさい食品では、安心して人と人が対話できる場所。
元気いっぱいなおばちゃんたちとゆんたくしながら、市場を回ってみませんか?

◻︎私と「はいさい食品」

私が小学校低学年の時に、母と「はいさい食品」へ買い物へ行ったり、友だちの家がはいさい食品の近くだったり、「はいさい食品」との接点がありました。

なので私にとって、小さい頃はよく行くお店でした。高学年になっていくと、学校や部活が忙しくなって、親との時間も中々なく、そこから「はいさい食品」へ行くことがなくなりました。

大学生になって、大学の友だちを栄町に案内したタイミングで、久しぶりに「はいさい食品」へ行きました。約10年ぶりに会うおばちゃんたち。

「私のこと覚えているかな」と少し不安がありましたが、おばちゃんたちが「あいやー、マーリーね?」と声を掛けてくれました。

小学校低学年の時に行ったきりの「はいさい食品」。
しかし、数十年経っても、迎えてくれる優しさがあります。
私にとっては、おばちゃんたちとの感動の再会でした。

はいさい食品
住所   沖縄県那覇市安里379
電話番号 098-884-1619
営業時間 9時~18時
定休日  日曜
SNSInstagram

◻︎栄町市場祭り

商店街が過疎化し、「人が集まらない!」「市場を盛り上げよう!」と立ち上がったのが、このイベント。

2007年から毎年6月〜10月の最終土曜日「栄町市場祭り」を開催しています。1日500人〜700人ほどの人が集まり、年々参加者は増加中。地元客、観光客の交流の場になっています。

そこでは、音楽、ダンスイベント等ステージパフォーマンスが見られます。

その中でも注目したいのは、栄町市場のおばちゃんで結成した『おばーラッパーズ』

おばーラッパーズ

栄町で商店をやっている、3人のおばーが立ち上がり、市場祭りの時は、ライブをやっています。おばーラッパーズの持ち曲は2曲。
それでも、何十年も続いているこのおばーたちのライブ。おばーたちの魂がこもった叫び。最高です。自分たちの土地や先人から受け継いできた、商店街を守ろうとする姿がかっこいいです。

おばーラッパーズの1人でもある、ウッシーは、「はいさい食品」で働いているので、要チェック!

◻︎最後に

栄町に行けば、必ずというほど、誰かとゆんたく(お話)する場面が訪れます。人と人の繋がりを大切にし続けています。

栄町は暖かい場所。
そして昔懐かしい気持ちを思い出せる場所。
是非一度訪れてみてはいかがでしょう。

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