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もうひとつの伝統の一戦

2024年4月3日ソフトバンク戦延長12回、荻野が放った打球は近藤のダイビングも虚しく左中間を破った。決勝2塁打となりロッテが死闘を制した。

「角中、荻野が打って益田が打たれる。もう何年同じことやってんだろな。」
一緒にiPadで野球を観てた5個上の兄、こんなことを言っているけれどどこか嬉しそう。
荻野はもう今年の10月で39歳。
15年前のロッテファンに「今江(83年)西岡(84年)荻野(85年)の3人の中で一番長生きだった選手は誰?」と聞いて荻野と答える人はいないだろう。しかも荻野のすごいところは38歳でもバッティングが良いところだ。今江(19年引退)も西岡(18年引退)も引退前3年くらいは流石に衰えたなと敵ながら感じたけど荻野に関しては全く感じない。ソフトバンクの実況解説も荻野は足が速いとか言ってて笑ってしまった。実際速いのも面白い。
85年世代は残るところ荻野、大島、宮西、松山の4人。華はないけどいぶし銀な選手が揃う。
38歳俊足1番バッター、荻野大島は頑張ってほしい。


2019年を境にソフトバンクvsロッテは毎回”It's gonna happen”何かが起こる。
2018年までおそらく観てた感じロッテはソフトバンクにボロ負けしていた。ソフトバンクが強かったのもあるけれど。
そして2019年、なぜか当時最強だったソフトバンクに17勝8敗とボコボコにしてしまう。この年を皮切りにベストバウト大量製造対戦カードになった。
セリーグは阪神vs巨人だがパリーグはロッテvsソフトバンクが伝統の一戦だ。そう言い切れるくらい。
覚えてる限り今日の荻野貴司決勝ツーベース、CS藤岡同点3ラン、山口優勝阻止逆転3ラン、中村奨吾モイネロから同点ホームラン、エチェバリア勝ち越し3ラン、マーティン同点ホームランなど9回にドラマが起きすぎている。当方ロッテファンなので悪い記憶は排除している。考慮してほしい。
今年はロッテファンとしては安安と勝ってほしいもの。

あと現状の千葉ロッテの改善点を少し。

悲しいけど中村奨吾は今シーズン見切っていい。
調子が悪かった2019(.232)、2023(.220)シーズンはどちらも今年みたいに開幕から不調だったし逆に比較的好調だった2018(.284)、2021(.283)シーズンは開幕から好調だった。
安田が帰ってきたら安田サードしていいと思う。好きな選手なんだけど調子悪そうにしてるのは観てるのも辛い。
あと田村が佐藤に優っている点がブロッキングくらいしかなくて打撃では天と地ほど差があると思っているけど1割代でも起用されているので何かしら理由があると考えて特に言及しないことにする。配球、リードなんかはわからないし。


昨日の試合の9回裏1死満塁近藤vs益田は痺れる勝負だった。フルカウントになって最後インコース低めのスライダーで空振り三振だったけれどかなり名勝負だった。三振が少なくて選球眼が良い近藤から空振り三振を取れるなんて益田もまだまだやれそうだ。そんな気がする。
プロ野球選手として1番大事なことは怪我をせず活躍し続けることだ。
それを体現して投げ続けている益田は偉い。結構打たれるのはやめてほしいところだが去年のセーブ成功率は97%、両リーグトップの数字。
現在706登板で現役選手だと宮西の839登板に次いで2位。普通にレジェンド選手に両足突っ込んでいる。藤川球児782登板、岩瀬1002登板と比較しても。(岩瀬は別格だが)

もうロッテファンは益田と心中する気だ。
まだまだ球速も出るし投げてる球も一級品。
防御率5点台とかでもいいから5年後も10年後もロッテの抑えで居続けてほしい。

今年もDanza Kuduroマリンで聞けるかな。楽しみ。




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