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サウナ体験記〜神戸サウナ編〜

行ってきましたよ、神戸サウナ。
サウナ専門サイトでは文字数制限に収まりきらなかったので、こちらに残させてください。興奮冷めやらぬうちの殴り書きで失礼します。

待ちに待った神戸サウナのリニューアル。 
クラウドファンディング参加者向けのレディースデー(普段は男性専用)では、サウナハットや有名なサウナ施設のグッズを持っているのは当然で、普段からサ活に勤しんでいるであろう慣れた所作の人ばかり。
こんなに若い女性がずらりと並ぶ浴室は初めて見た。私も仲間入りするぞ、と意気込んでサウナへ向かう。

まずはメインサウナへ。調子に乗って3段目に乗ったら、なにこれ、暑い…!もっと様子を見るべきだった。これは100℃を優に超えている。油断した。早々に外へ出る。猛烈な暑さだが肌が全く痛くないのは、湿度管理がしっかり為されている証だろう。

水風呂は11.7℃(阪神・淡路大震災になぞらえてこの温度らしい)。冷たいが軟らかくて肌当たりが心地良い。手足の先だけは冷えが早かったので少し短めの入浴にした。 外気浴には木製の椅子やベンチ、フラワーガーデンにありそうな鉄製の椅子など多数あるがほぼ満員。ベンチの端でそっとととのう。

そしてリニューアルしたフィンランドサウナ。写真で見た前のものとは打って変わって薄暗く静かな雰囲気。雰囲気だけで言えばサウナラボに近い感じ。入口から階段を上がって入る。2段あったが、1段目でも天井が近い。温度は85〜88℃だが、みんながロウリュをしていることもあり熱々だった。
サ室の前に置いてあるヴィヒタで体を叩き、バケツシャワーを勢いよく浴びる!優しい香りに包まれた外気浴の快感は、タナカカツキ氏の漫画「サ道」にある「ととのった〜!」の瞬間そのものだ。

22時。先日のアウフグースチャンピオンシップで見事優勝を果たし、名実ともに日本一の熱波師となった五塔熱子さんのアウフグースの時間になると、あの大きなメインサウナが超満員になる。大きな拍手と見事なタオル捌きに思わず漏れる歓声。熱波を受けているというよりは、一つの作品を見ているような気分。サウナでタオルを振る行為をこれだけ美しい舞に昇華させることができるのか。 これはもう一種のエンターテイメントだ。時に強く、時に優しい風を浴びながら少し涙が込み上げた。

21時頃に夕食、0時頃に晩酌のためレストランを利用すると、忙しなく働く津村支配人の姿が。利用客一人一人に声をかけ、思わず聞いてる方も笑ってしまうような会話をしながら記念撮影をして回る。それでいてホールの仕事もするし、部下からの報告も受けてなにやら指示を出している。一度たりとも息をつく瞬間を見なかった。恐ろしい仕事ぶりだ。
朝食に行った時にも働いていた。一体いつ寝たのかと思っていたら、どうやらほぼ寝ていないらしい。普段仕事で夜勤をする私には、あの年齢であの動き方をしながら徹夜をすることがどれだけ身体に堪えるか、多少の想像がつく。そうまでして我々に幸せな時間を提供してくれた支配人には感謝しきれないくらいだ。どうかこのイベントが終わった後にはゆっくりと休息を取って欲しい。


指ハートポーズは津村支配人の提案


名物のアジフライ定食



浴室の細部に見られるこだわり、そして従業員の見事なサービス。神戸サウナの真髄に触れた気がした。これが関西一とも謳われる所以…!
熱子さんによると、支配人はこれが最初で最後のレディースデーのつもりらしい。出来ることなら今回一度切りではなく、今後もあの素晴らしい時間を過ごしたいものだ。レディースデーの定期開催を私は切に願う。



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