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13. 車ってね。 思ったよりもずーっと遠くまで行けるのよ。

かつて。「逃げ恥」のゆりちゃんが車の中で言った名言。
「あなたが思っているよりもずっと遠くに行けるのよ」
これ。ほんとにそうだなーと思う。
車は、私を物理的にも精神的にも遠くへ自由な場所へ運んでくれた。

ハタチのお祝い


免許を取得したのはいいけど、さて、車の購入どうしよう。

そんな時。ちょうどいいタイミングで成人式がやってくる。
そう。私ももうすぐハタチ!!に。

でも、成人式には参加しないことにした。
振袖を着ても草履をはいて歩けないし
小中学校時代の友達で特に会いたいと思う人もいなかったから。

家族に、「お祝い、なにがいい?」
と聞かれたので「車!」とダメもとで言ってみたら、
ほんとに買ってくれることになり、
なんでも言ってみるもんだなと思った。
後から気づいたけど、家に車があったら
母の買い物や、父の飲み会のお迎えに便利! というワケ。

いろいろ検討したのかどうしたのかどうかすっかり忘れてしまったけど、
最初の車はトヨタの真っ赤な小型乗用車に決めた。
小さくてかわいくて小回りの利くいい車だった。

手動装置取付のためにディーラーから直接業者さんに送られて
数週間後に手動装置の付いた車が家に納車という手順。
当時はどこにお願いしてたのかわからないけど、
現在はミクニオート(旧:ニッシン自動車工業)さんにお願いしてます。


       -----自動車の補助金&免税について-----
この改造費はまぁまぁのお値段がするけど、身体障害者手帳1・2級なら
お住いの役所に自動車改造費の助成申請をすれば補助金がでます。
(私の住んでる区では133,900円が限度)
その他、自動車購入時の消費税が非課税になることと、自動車の重量税が収入金額に応じて減免されるので、ディーラーに聞いたり役所に聞いたり、自分で調べたりしてみてね。

納車2日目で事故る


車がキターーーっ♡
うれしくなった私は、父を助手席に乗せて
「専門学校のところまで行ってみようか」なんて、
実家の周辺に比べたら、大大大都会な街へと車を走らせた。

助手席の人は生きた心地がしなかったかもしれないけど、
順調に快調に突っ走る真っ赤な新車。
道路は道路だ。田舎だろうと大都会だろうと、、、。
と思っていたら、ちょっと勝手が違った。

大都会には、田舎にはない2車線とか3車線が存在していた。
しかも路駐している車はあるわ、バスは頻繁に止まるわで、
私の頭の中も大渋滞中。

今だ、行ける!
そう思って追い越し車線にクイっとハンドルを切ったら
後ろから来ていた車にドアをガリっとやられてしまった。
スピードが出てなかったのが不幸中の幸い。

どっちが悪いの?もちろん私だよね?たぶん、、とモタモタしてたら
父がすかさず出て言ってなにか言ってる。
「こっちは買ったばかりの新車なんだぞ!」

え。それ、言う?
そりゃ、向こうはかなりボロそうな車だったけど。

私も出て言って、ひら謝り。
相手は私よりちょっと年上くらいの若い女性で良い人そう。
どちらも悪かったということでお互いの保険で修理しましょうということになった。ホッ

でも、落ち込んだ私は、それから5日間くらいは
さすがに車の運転をする気がなくなってしまったのでした。
でもそのあとは、持ち直して車通学したり、ドライブに行ったり、
洗車もしたし、すごくかわいい私の相棒になった。

歴代の車たち


2台目の車は、もちろん自分で働いたお金で購入した。(←エラそう)
その頃、トヨタに勤めていたこともあって、2台目もトヨタの小型車
これも真っ赤なやつ。

この頃に、ひとり暮らしを始めたんだったかな。
駐車場が部屋の真ん前にあるアパートを見つけたので
通勤もすごく楽になった。もちろん車通勤OK

3台目はトヨタ以外にも乗ってみたかったのと、
友達がホンダに勤めていたので割引価格で軽自動車を購入
初めての青い車。

トヨタからホンダの軽に替えたとき、失敗したナ~と思う点が2点

❶まずは手動装置
トヨタは下(ギアのあたり)から出ているタイプだけど
当時のホンダ車にはこれが取り付けられず
ハンドルの横から出るタイプのものだった。
そうすると握力が弱い私は腕を上げているのが疲れてしまうので、
長時間運転には向かない車になってしまった。

❷やっぱり「軽」は「軽」だな...と思ったこと。
ドアが薄いから走っているとわりとうるさい。
もし事故にあったとしてもこのベコベコに薄いドアはコワイな、と思った。

❸あともう一つあった!
トヨタに勤めているのに、堂々ホンダ車で乗り付ける私って。。。
その頃は正門入ってすぐ横の守衛さんの建物の隣に停めさせてもらっていたからバツが悪かった!
わりと早めにまたトヨタ車に戻ろうかな~と思ったのでした。

そして、4代目はまたトヨタの前回と同じ車に。
乗りやすくてかわいくてまたこれにしちゃった。

そして、トヨタを辞めて別のところに転職してからは
特に欲しい車もなかったんだけど、弟の友達がスバルに勤めていて安くしてくれるというので(割引に弱い)、真っ赤なインプレッサを購入。
馬力はまったくなかったけど、後ろ姿がめちゃくちゃかわいかった。

車は私をどこにでも運んでくれた


こんなふうに、もし車を運転できてなかったら、
いろんなところに出かけるのもおっくうになっていたと思うし
いろんな挑戦もしてなかったかもしれない。

車は私の「足」以上に、私のミカタだった。

車に乗っている間は、シャキシャキ歩けないことも
車椅子に乗っていることも忘れられる。
誰かの視線を気にすることもない。
車に乗っていれば、フツーの人とかわらない自分がいる。
(当時はそんなふうに思ってた)

そして、ツラいことがあった日、家では泣けなくても
車を飛ばして海に行って、おもいっきり泣くこともできる。
車は私の移動手段でもあり、小さな隠れ家みたいなものだった。

今はオットと共同で乗ってるので
トヨタのミニバンをずっと何度も乗り換えてる。
後ろにダイビング機材を2つ乗せたりできたし
九州旅行でも荷物をたっぷり乗せられたし
ミニバンに乗っちゃうと、もう小さいのには乗れない気がする。

そして、最近は。。。


なんと。車を運転していなーーーい。
なぜって、コロナ以降、旅行に行けなくなってしまって、
引きこもり生活がだんぜん楽しくなってきて
気が付けば2年ほど車を運転してない。

車で出かけるときはオットが運転担当。
スマートドライブを手に入れた私は、バスとか電車で出かけたほうが楽。

まずい。
どこまででも行けるー、、とかいいながら車の運転をしていないだなんて!

なので7月とか9月とか、長いお休みが取れるときに
ひさしぶりに車で国内旅行しようと企んでます。
都内をいきなり走る自信はないので、
高速道路で慣らし運転から始めようと思います。


上記は昨年の記事だったので、旅行はすでに行ってきました。
東北やら関西やら、なんと九州までも運転してきました!
今年もあちこちドライブ旅行する予定です。