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【一級建築士試験#2】R4 製図試験当日のできごと

一級建築士試験の当日レポート第2弾です。
この記事についても、出来るだけ詳述に、生々しく書くことを意識しました。

来年以降、一級建築士試験を受ける方の気休めになればなと思っています。

この記事でわかること

  • 一級建築士製図試験の当日の様子

  • 試験当日に意識しておくべきこと

学科試験当日の様子が知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください!


製図試験当日の様子

当日は特に体調も悪くなく、わりとすっきり起きられました。朝食もきちんと食べられました。

前日に用意しておいた製図用具や携帯食があるかどうか最終確認をして、会場である東大駒場キャンパスに向かいました。

大体1時間前に着くように行ったのですが、既に校門周辺には受験生が群がっていました。
掲示されている教室を確認すると、学科を受けた教室と同じ建物だと判明。あそこ机狭かったし、椅子は座ってないと勝手に倒れる仕様じゃなかったか…と少し心配になりつつ教室に向かいました。

与えられた席は予想していたより悪くありませんでした。
学科受験時とは違う教室で、座席の仕様も若干違いました。
机は狭いけど、枕をかませれば何とかなりましたし、椅子は座って居なくても勝手に倒れませんでした。

少し安心しながら、製図板等のセッティングを終え、トイレの場所が記憶通りか確認しました。


製図試験当日の机まわり

その後、携帯食を食べたり、持ってきた紙に製図板を使って試しに線を書いたりしていたら、あっという間に10:45の説明の時間になりました。1時間前到着でも足りないくらいでした。

「はじめ」の声で問題用紙をひっくり返して、さっと問題を見た印象は、地盤ゆるいなーでした。
GL-20mまで支持地盤が無いなんて、学校でやったことないけど、杭基礎描けってことだよな…と自習した際の杭基礎の寸法をひねり出しました。

はじめ、杭基礎で出鼻をくじかれた感がありましたが、後はいつも通りエスキスを進められました。
いつもエスキスには時間を掛けるので、2時間半かかっても、まあいつも通りか程度に思うようにしていました。
隣の人が私より若干早かったので少し焦りつつも、自分のペース的には問題ないと言い聞かせていました。

エスキスを終え、トイレ休憩を挟み、エスキスを再度確認してから、記述に移りました。
記述は得意だったので、本番でも40分程度で書き終わりました。
ですが、いつもより消しゴムを使う回数が多かった気がしましたので、やはりこの時点でもまだ緊張していたんだと思います。

とうとう作図に移ります。その前にエスキスを確認して、シェアオフィスの室が収まりきっていないことに気づきます。
この時点でもう少し丁寧に検討出来れば申し分なかったなと後から思います。
ですが、その時はパズルを解くように無理やり室を収めてしまいました。

作図自体はいつも通り進められました。2時間半程度で一通りざっと描き上がりました。
外構や添景、記述との整合性、法規に関連するもの、部屋名…などと順番に確認して書き足していたら、あっという間に10分前でした。

そして、終了1分前で設備スペースを描いて無いことに気づきます。
点線を描いている余裕もないので、薄い実線で断面図と平面図にとにとにかく書き込みました。本当に心臓に悪い。

悔いはたくさんあるものの、とりあえず未完と1発不合格は回避出来ていそうなことにほっとしました。

その後、学校に寄って復元図用の用紙を受け取り、帰宅しました。当日中に復元するのが1番良いのは分かっていましたが、疲れ果てていて、到底そんな気分にはなれませんでした。

後日、学校で復元図を添削してもらいました。当日気づかなかったミスが発覚し、これはだめかも〜と諦めモードに入りつつあります。

合格発表日、なんて精神安定上悪い日にしてくれたんだと思いながら、あまり考え過ぎないようにしています。

一方で、最悪の自体を考え、来年の勉強方針を検討しています。建築士の学校って本当に高いので、その点はよく考えなければと思っています。

製図試験当日 気を付けること

製図試験は、学科試験のように正確に自己採点できないので、合格かどうかはまだ分かりません。

なので、「絶対こうしたほうがよい!」などと強く断言はできませんが、試験を経験して感じた「気を付けるべきこと」を記しておこうと思います。

試験当日気を付けること

  • 十分に余裕をもって試験会場に着くこと。1時間前くらいがよい。

  • 製図道具は各種類2つ以上持参すること。試験監督はすぐに落とした道具を拾ってくれないことが多い。

  • まくら、滑り止め、養生テープを忘れないこと。狭い机でも安心して製図できるように。

  • トイレの位置は2か所確認しておくこと。一方が混んでいても慌てずに済む。

  • 最後まであきらめずにとにかく作図すること。

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