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久しぶりに会った友達からネットワークビジネスの勧誘を受けて悲しかった話


初めての投稿がネガティブな話になってしまいますが、自分が思ったことをなかなか表現しないタイプなので、内容はどうあれ一度書き留めておこうと思った次第です。



その日、私は完全に油断していました。いろんな理由からずっと敬遠している“副業”いわゆる“ネットワークビジネス”の勧誘を、友達から受けてしまったのです。しかもここ1ヶ月で4人目。これは、もはや私に問題があるのではないか。ていうか1人に対して1ヶ月4人のペースで勧誘があるって、もうその時点で飽和状態なのでは、、と思いますが。


とにかく、こんなにも副業勧誘を嫌う人のところにこんな頻度で勧誘が来るのも不思議な話です。


ネットワークビジネスの勧誘を嫌う一番の理由、これはとんでもなく偏見かもしれないけど、ネットワークビジネスを勧誘する=最悪友達関係が破綻してもいいと思ってるっていうことだと私は思うので、苦手です。これまで誘われたのは男友達か先輩で、こちらとしてもまあ、悲しいけどそれまでだな、と思ってたけれど女の子の友達に誘われると無視もできないしもう会ってしまってるしで、気弱な私はとても困りました。



「せっかく近くにいるなら、おすすめのカフェに一緒に行こう」

と言った具合のお誘いでお茶しに行きました。引っ越したばかりでまだまだ友達が少ない私にとって、近くに学生時代の友達がいるだけで嬉しいことでした。普通に集合して、普通にカフェでお茶をして、近況報告をして、、とここまでは良かったのですが、気付かないうちに話の流れが変わってきて、、。



「普段は定時あがり?」

「残業少ないと、残業代稼げないうえに、早く帰っても時間が余って暇だよね〜」

「それでさ、私副業はじめたんだ〜」



ここは実はちょっと感心したポイントでもあって、話の持って行き方がとっても上手だなと思いました。あまりにも自然すぎて、全く警戒してませんでした。これは後でキチンと文字起こしでもして自分の営業に活かそうかなとも思いました。こういう話の仕方も、教えてもらっているのかもしれません。


ただやっぱり途中で「え、それ本気で言ってるの?」と思うこととなります。高額な初期投資をして、それ全部回収してさらに利益出るようになるまで3〜5年かかるとのこと。え?ペイ出来るまで5年?逆にどんな勧誘されてその話をうまい話だと思って乗ったのだろうと、気になるくらいでした。初期投資して、たくさんの友人知人を勧誘して、5年頑張ったら、毎月3万くらいの権利収入が入るとのこと。
ん〜。それなら3万分残業するかな〜。と私は思いました。あの、洗濯機設置に3万もボラれた私ですら、そう思うのです。(洗濯機設置に3万ボラれた話はまた書きます。)



でも、彼女たちは、好きなだけ自由な時間を過ごせて、「優秀な尊敬する人」や「たくさんの仲間」に出会えて、苦労しなくてもお金が入るようになるなんて、なんて幸せなの!と本気で頑張っているのでそのこと自体を否定するつもりはありません。


ちょっと熱狂具合が宗教ぽくて怖いけど、自分が良いと信じてやる分には良いんだと思います。


もちろん、新しい世界に勇気を出して入ってみることで変わる価値観があることは重々承知しています。かく言う私も、今でこそベンチャー企業に身を置き、その魅力に気付いてからは、ワクワクする毎日を過ごしていますが、大学生の頃は、ベンチャー企業というものはなんだかよく分からなくて不安で、安定した大手企業しか見ていなかったので。なので、こういったネットワークビジネスの世界に足を踏み入れた人もそういった新しい価値観を見つけたんだろうなと思います。


ただ勧誘する人をちゃんと選んで欲しいというだけです。時間やお金、ビジネスの仲間が増えていくのと代替にこれまでの人間関係を失う可能性も少なからずあると思います。新宿のタワマンに住んでるという「尊敬する人」や、その周りに群がる「最高の仲間達」は、そのビジネスから抜けたとしてもそのままの関係を続けていられるのか、気になるところです。


その他は話も盛り上がって本当に楽しい時間だったし、(今考えると“共感”するという営業トークの1つだったのかなとさえ思ってしまうけど。)この時点ではまだ直接勧誘された訳ではなかったので、副業の話も本当にただの近況報告であってほしいと思いながら過ごしていましたが、、


帰り際の駅の改札で、やっぱりしっかり勧誘されて、「今度zoomで私の尊敬する人と話してほしい!」と言われました。


zoomなら最悪、電波悪い大作戦で逃れれるなーと思いながら、帰りました。終わり。






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