金子まりな

ナイロビ(ケニア)在住。英語コーチ。「中学レベルの英語はある程度分かるけど話せない」と…

金子まりな

ナイロビ(ケニア)在住。英語コーチ。「中学レベルの英語はある程度分かるけど話せない」という人の、今ある英語知識を通じる会話力に変え、自由にコミュニケーションできるようサポート。英語上達のためのブログは→https://ameblo.jp/marina-engcoach

最近の記事

驚きの出産費用とたらいの行く末【退院編】

促進剤のおかげで、初産ながら4時間で無事出産終了。 ナイロビに戻った夫と孫の顔を見にきた私の母と、一緒に退院の準備をしていた。 退院前にお会計を済ますべく、いきみすぎて少々痛いおしりを抱えながら、院内を歩いて「会計コーナー」へと向かった。 出産パッケージが9万シリング(約9万円)で、既に支払い済みであったため、他に何を支払うのかあまり分かっていなかったが、会計のお姉さんが、 「17万です。」 は??は??はーーー!?!?!?! 私は耳を疑った。 既に払った9万は何の

    • 人生最大の雄叫びと血だらけ3連チャン【出産編】

      出産を間近に控え、一人じゃ大変でしょうと、母がナイロビにやってきた。フルタイムで働いていた私も、出産予定日まであと2週間という、ちょうど年末の休みに入るタイミングで産休となった。 病院での不思議な検診システムにも慣れ、あとはもう、陣痛が来るのを待つだけだった。 当時、夫はまだ夫ではなく、私たちは別々に暮らし、車もない生活をしていた。彼の職業柄、出産時に必ずナイロビにいる保証はなく、119番したら5分で救急車が来てくれるようなシステムもないケニア。 急に陣痛が来て、病院に

      • ナイロビでの出産費用に含まれていた、ナゾなアイテムとは?【検診編】

        ケニアに来て2年ちょっと経った頃。 そもそも結婚願望も子ども欲しい願望も、周りの女子に比べてダンゼン低かった私が、ナイロビで妊娠した。 当時、オットとはまだ結婚もしていなく、そして出産しても結婚しなかったので、「できちゃった結婚」というよりは、「できても結婚しなかった結婚」になる(その後本格的に結婚してみた)。 初めての妊娠で、きわめて順調であったと言えると思うのだけど、日本で出産をしたことがない私は、その比較ができず、ケニア方式を当たり前と思って妊娠期間を過ごしていた

        • スーツケース1つでケニアに行った結果、帰ってこなかった話

          ケニアはいいところである。 駐在で数年ケニアにいる日本人も、ケニアの気候は最高だと言う。 確かに、気候はいい。 アフリカは暑いというイメージを吹き飛ばすような、心地よい乾いた風。太陽に当たれば強烈だが、日陰に入れば一気に夏の軽井沢にいるかと勘違いする。 雨季や乾季で気温は多少変わるものの、ほぼ1年を通して「夏の軽井沢」なのだから、想像してみてほしい。そりゃあ、最高だ! そんなせいもあるのか、日本に比べたら遥かにいろいろとめんどうなことが起こるこの国に、私も住みつくこ

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