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決められないのは、焦点が合わないから

【決められないのは、焦点が合わないから】

遅刻することにした長男が、学校へ行く準備をしない。休むか迷っているとのこと。そのことに、1時間近く迷っていた。

私は迷うにしては長いと感じていた。

よくよく話を聞いていくと、休もうかと思うけど、ズルしてると言われるのが嫌だから、迷うのだと言う。

気持ちはどんどん迷宮入りして

「学校を休んでも家で勉強すればズルにならない!」

とか言い出した。
それはもう休みたいってことだし
普通に休めばいいのでは?
と突っ込みたくなったけれどそれは抑えて、

ズルしてもいいじゃん、誰かを傷つけてるわけじゃないし。とか言ってみたけど、

響かないし、
なんかもう、放っておこうかなと思った。

遅刻の連絡をした学校から、来ないの?って連絡があったら……とは思ったけれど、その時はその時だ。お手数に感謝して現状を伝えよう。

「決めた!休む。でも、ズルっていうのは内緒にしてほしい。僕もちょっと調子が悪いって言っておいて」と言われた。

バレてるだろうなと思いつつも彼のいう通り連絡した。

彼が自分の気持ちを見つけられて、言葉にできたことにホッとした朝だった。

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