見出し画像

🐶和室に入るときのポイント【振る舞い編】

皆様、こんにちは。
ごきげんいかがですか。

大和なでしこプロデューサーのマリナデシコです。

大和なでしこワンポイントレッスン!
今回は「和室に入るときのポイント【振る舞い編】」です。

▼和室に入るときのポイント【身だしなみ編】はコチラ


大和なでしこワンポイントレッスン「和室に入るときのポイント【振る舞い編】」

身だしなみを完璧にして準備万端で和室に入りました。

さて、どうしたらいいでしょう?

緊張しちゃいがちの和室での振る舞いですが、ポイントをおさえれば大丈夫です!

「こやつ……なかなかやりおる」
と、玄人をうならせてしまいしょう。

いざ、参る!!


ポイント①上座(床の間)は避けて座る

和室での最大の問題といえば──上座下座かみざしもざどっち問題!!

さて、皆様に質問です。

和室での上座かみざって、どーこだ!?

正解は【床の間があるところ】です。

和室の中では床の間が一番尊い場所です。

床の間がない和室の場合、一般的には、入口から一番遠いところが上座です。

上座(床の間)は尊いところなので、和室に案内されたら遠慮して座らないようにします。
(写真では撮影のため、床の間の前に座ってますけども!)

では、どこに座るのかというと下座に座ります。

下座は上座の反対の場所。
床の間の対角のところ。
入口に一番近い場所です。

下座に正座して待機しましょう。

洋室マナーに慣れた方は「座ってて待ってるのは失礼なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、和室では立ちっぱなしの方が失礼にあたります。

ずっと正座してるのがつらい人は、足を崩して座って、他の方が入室したときに足を直して正座しましょう。

×上座(床の間)に座る
○下座(入口近く)に座る
×立って待つ
○正座して待つ



ポイント②許可が出るまで座布団に座らない

和室にあらかじめ座布団が敷いてあった場合、座布団の上に座るのは待ってください。

お家のご主人が現れるまでは、座布団は使わず、下座の畳の上に正座です。

なんで、座布団を用意してもらってるのに使わないのかというと、遠慮して座らない方が礼儀として良しとされているからです。

そもそも座布団は座って使うものですが、ただ座るものではありません。

床と違って畳は柔らかいので、どこでもそのまま座れるのに、ふわふわの座布団をご用意するというのは「どうぞ、ゆっくりとくつろいでくださいね」という心遣いです。

とてつもなく贅沢なおもてなしだということです。

洋室で考えてみましょう。
豪華な絨毯が敷き詰められた応接間の暖炉の前に、見るからに高級そうな革張りの一人がけソファがあったらどうでしょう。

真っ先にこのソファに腰掛けてくつろぐお客は、ほとんどいないと思います。
よっぽどの礼儀知らずでなければ、このソファに座らずに家主を待つはずです。

家主が入室して「どうぞ、おかけください」とすすめられて初めて腰掛けますよね。

和室も同じです。

家主が現れて、すすめられてから座布団の上に座ります。

ちなみに、座布団は「座ってください」でも「使ってください」でもなく、「お当てください」と言います。
例「どうぞ、座布団をお当てください」

なぜかというと、座布団は足で踏んで座るものではなく、隅に膝を当ててにじって座るものだからです。

×座布団の上に座って待つ 
〇主人にすすめられるまでは座布団は使わない


ポイント③挨拶する時は両手をついてお辞儀

和室でのご挨拶は、正座をして膝の前に両手をついて頭を下げてするのが正解。

もちろん、くつろぎグッズである座布団の上でご挨拶はしませんよー。座布団からおりてしましょう

「よろしくお願い致します」
「ありがとうございます」
「失礼致します」
など、お辞儀をして丁寧にご挨拶すると、とても好印象ですし美しいです。

何度もぺこぺこするのは、かえってわずらわしいので、最初のご挨拶、お礼のご挨拶、お別れのご挨拶の3回くらいがちょうどいいと思います。

ポイント④畳の縁は踏まない方がいい

「畳のへりを踏まない」は、和室でよく言われる注意の一つですよね。

踏んではいけない派の理由としては、

  • 立派な家の縁は家紋が入っている場合があるから、踏むとその家を踏むことになり失礼だから

  • 縁を汚してしまうから

  • 境界であり結界だから

など、様々あるようです。

私もずっと不思議に思っていて、いろんな先生に確認しましたところ、理由はそれぞれで、どれが正解かは分かりませんでした。

礼儀作法の流派として超有名な小笠原流礼法の先生によると、「絶対に踏んではいけないということはないけど、転んでは大変だから踏まない方がいいですよ」とのこと。

絶対に踏んでいけないということではないけど、踏まない方が安心ですね。


以上が簡単に出来る和室での振る舞いのポイントです。

他にも和室での特別な振る舞いが色々とありますが、文字でご説明出来るのはこのくらいですね。

手っ取り早く和室での振る舞いを覚えたい場合は、茶道のお稽古を始めるのがおすすめですよー。


あらあらかしこ(*ˊᗜˋ*)ノシ


▼この記事を書いた人のプロフィール

▼この記事と同じテーマのマガジン

▼大和なでしこになれるプライベートレッスン【ほんのりなでしこ】
\大和なでしこになっちゃう?/

▼Instagram・twitter
📷Instagram:@marinadeshiko
🐤twitter:@marinadeshiko




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?