FPの勉強は面白いよ!ライフプランニングと資金計画編その1−2
前回、FP試験の勉強方法を紹介させていただいたが、今回はなぜFPの勉強が
面白いのかをご紹介したい。
わたしもこの勉強を始めるまでは、まったくもって何も理解していなかった。勉強し始めて、何も知らない自分に恐怖感さえ感じたほどだ。
FPの科目は6つのパートに分かれている。
①ライフプランニングと資金計画
②リスク管理
③金融資産運用
④タックス・プランニング
⑤不動産
⑥相続・事業継承
の6つだ。
この6つから色々な内容にさらに、枝分かれしている。
今日は①のライフプランニングと資金計画をご紹介したい。
〜ライフプランニングと資金計画〜
前回は「ライフプランニングの考え方」で3つの表を作成して、世帯収支バランスと資産・負債合計をみていくというお話をした。
今日はその次の項目、「住宅取得のプランニング」についてお話したい。
住宅購入には、どのくらいの自己資金を見ておく必要があるか。
これは「物件価格の約3割」が理想と言われている。3500万の物件なら1050万。ざっくりこれくらいを頭金にするのが理想だよ、ということだ。
これくらい頭金を入れたら、あとのローン返済が少し楽だよっていうこと。
住宅ローンには3つの種類があって、「民間住宅ローン」「財形住宅融資」「フラット35」の3つ。
多くの人は「フラット35」でローンを組んでいるかと思う。フラット35は最長35年までローン組めるよというもの。
「フラット35」を選んで「元利均等返済」が一般的だろう。「元利均等返済」は、最初は利息部分の返済額が多い。
なので、繰り上げ返済するならローンを組んだ前半にやると効果的。わたしがやったのは前半繰り上げ返済を多くし、返済期間は変更せず、毎月の返済額を減らしていく、「返済額軽減型」というもの。このほうが、毎月の返済額が減っていって、心理的に楽なのだ。減った分も預貯金に回すことができる。
もうひとつ、いくらまでの住宅購入が自分の年収に対して良いのか。これは、「年収の5倍」までが良いと言われている。
それ以上の価格の住宅購入は、将来返済が苦しくなる可能性もあるから気をつけてね、ということだ。
フルローンを組む人もいるが、これはあまりおすすめしない。ローンを組むときの金利が高くなるからだ。頭金を多くいれるほど、金融機関が最低金利を提示してくれる。
40代でローンを組むときに危険なのが、35年ローンを組むこと。頭金を多くいれられるならいいが、40歳で組んだとしても、返済終了は75歳。定年退職金で完済しようと思っている人がいるが、それでは老後資金が減ってしまい、公的年金だけに頼って老後を生活しなければならなくなる、というパターンに陥る可能性がある。
なので、ライフプランを立てるということが大切になってくるのだ。
次回は「教育資金のプランニング」についてお話したい。
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