NHK技研公開2022に行ってきた

てっきり渋谷のNHKの建物でやるのかなと思っていたら、NHK技術研究所を公開ということで場所は、東京都世田谷区砧

全然行ったところのないところだったので、近くに大きい公園もあるみたいだし用賀駅で降りて30分ほど歩けばいけるかなと思ったら、徒歩で1時間位かかってしまった。

読んでくれたみなさんがもしも行かれる際は、HPのアクセス方法の言うことを聞いてバスをおすすめします

行ってみた感想

実際に研究している人が、解説をしてくれる豪華仕様なんですが、ものすごく丁寧に教えてくれます。聞けば聞くほど教えてくれる。さすがNHK様。

あと、一般のお客さんだからといって、舐めない感じが良かったです。
本当に丁寧に丁寧にお話を聞かせてもらいました。

質問も、しっかり聞いて答えてもらえてよかったです。生の研究員さんとお話できるって最高ですね〜

どのあたりが新規性なんですか?取り組まれる際にどんなことが障害だったんですか?これから先の未来はどういうことを実現される予定なんですか?などなどじっくり聞けました。

見た中で特に印象に残ったコンテンツを紹介します。

コンピュテーショナルフォトグラフィーによる3次元撮像

インコヒーレントデジタルホログラフィーの撮像システム

これは基礎研究をやっているという話だった。

【簡単まとめ】
被写体をホログラムとして取得し、三次元を捉える手法がある。従来の方法だと撮影に時間がかかっていたが、NHKの研究の結果光を4つに別れさせる光学素子を開発することで撮影速度を上げる事ができた

NHK公式サイトより

驚いたのは、光学素子自体を作っているということだ。てっきり撮影方法とかVRとかそういうのが多いのかな?と思っていたがハードの中でも、光学素子(光を変換するもの?)を作っているとのこと。

将来的には、「インコヒーレントデジタルホログラフィーの撮像システムと符号化イメージングの撮像システムを組み合わせてレーザー光などの特殊な照明を使用しない高精細な3次元撮像システムを実現するつもり」とのこと

これが実現できると何が良いのかというと、「三次元情報を素早く高解像度で取れるようになると、一回きりの短時間の撮影でデータを取得できる。たとえば後でフォーカスを変更したいとなったときに、データ上でそれを再現できるからわざわざ撮影しに行かなくてもいい未来が作れる。三次元情報も取得できると3Dモデル化も可能。フォトグラメトリやレーザー光で取得するという手法もあるが、光で取得できるようになるのが良い点」とおっしゃっていた

AIによるニュース原稿分析システム

まじ・・これほしいと思った。

質問したこと

記者さんがラベルをつくるということだが、人によって物事に対するラベルの付け方が違うのではないか?そういうのはどうやって対応している?

ラベリングされたものを一度収集して、もう一回整理し直すフェーズがある。そして整理されたものを、記者側に返していってどんどん、精度を上げていっている

未来から見たら同じ出来事にまとめられるものがあると思う。でも事件がおきたそのときはどんなラベルを付けたら良いのか、新しいラベルをつけるべきなのか判断できない。たとえば、コロナのなかだと「オミクロン株」って数カ月後には別の株名が注目を浴びて、オミクロン株なんで誰も使わなくなってしまうかもしれない。そういうときのラベルの整理や、つけるカテゴリの大きさはどうやって決めているのか?

NHKでは「マルチラベル」と「キーワード」で大まかに分けている。マルチラベルの方には、大まかな分類がすでにある。例のオミクロン株に関しては、記事内によく出てくるキーワードなので、キーワードとしてラベル付けをしている。

個人的には、記者さんが好き勝手にラベルを付けてしまうと、ごちゃごちゃしてしまうし、分類が大変だし、後から整理したりしなければならない。そういうのを予め防ぐには、はじめの段階で同じ階層でカテゴリ分けされたものと、新たに注目されるワードはキーワードとして、ラベルを区別しているところが大変参考になった

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