Pythonで学ぶ衛星データ解析基礎(3章まで)感想

3章まで手を動かしてプログラムを動かしながら読んだので感想を書く！

一言まとめ

神本だった！私のために書かれた本か？？？？？？と思った。
こんなに情報がまとまっていて、しかもPythonで動かせるだと？？？神か・・

本の紹介

本書籍は，Pythonによる衛星データ解析に興味がある初学者に向けた入門書となっています。学校の情報の授業等で利用する際の副教材になることを意識し，衛星データだけでなくデータサイエンスの基礎的な内容も含めました。

この本の概要より引用

Pythonで学ぶ衛星データ解析基礎 ――環境変化を定量的に把握しよう

自分の抱えていた課題

Pythonでやりたいのにやり方がわからない
衛星画像をダウンロードしてQGISに入れて調査したり、ながめてみたことはある。だがそれをPythonでやるにはどうすればいいのかがずっとわからなかった。
プログラマではあるのでPythonでやれたほうが便利ではあるのだが、後述する衛星画像や画像解析が専門外すぎてどこから手を付けたらいいのかがわからなかった。サンプルコードがほしいのにどこで手に入るのかがわからなかった

衛星画像が専門外すぎてどこから手を付けたらいいのかわからない問題
衛星画像の解析には知る必要のあることが多いと感じる
・そもそもどうやって画像を取得すればいいのか
・衛星画像を手に入れるサイトは色々あるが違いはあるのか
・衛星画像を手に入れても使い方がよくわからない
・バンドってなんですか？
・手軽に試したいのに画像がいちいち重い。管理もだるい。
・画像加工のやりかたがよくわからない

こんな感じで、専門外の知識が割と必要でどこから手を付けたらいいのかわからーーーんと思っていた。

何故読んだのか

上記の課題を解決できそうだと思ったからである。
またサンプルコードがPythonで書かれていてGoogle Colabで用意されているのが大変良かった。

どんな内容か

１章: 開発環境の構築
２章: 衛星データの基礎
3章: 衛星データ解析準備
4章:衛星データ解析手法別演習
5章:衛星データ解析手法別演習[教師あり機械学習編]
6章:衛星データ解析手法別演習[分類編]
付録: CNN、その他教師なし学習

読んでどこが良かったか

2章の光学衛星が観測しているデータの種類

図2-4の図をずっと求めていました！！！気になる人は本を買ってください。これがまとまっているだけで全然違う。

３章: いろいろな衛星画像の手に入れ方がわかる

EO BrowserもCopernicus Open Access HubもEarth ExplorerもPythonをつかってAPIでの入手方法もわかるのが良かった。私はどこでどうやっててにいれたらいいのかわからないところから詰まっていたので、これを過去に読めていたら・・・と涙を流した。

APIをたたいてPythonで入手できるというコードは自分が本当に求めていたコードでこれを作ってくれた人本当にありがとうと思った。

GeoPandasとの連携の仕方も、以前大学院の課題でレポートを書いたときに詰まったので練習ページが含まれているのがとても良かった

3章:座標系の話

物理本には含まれてはいないが、Google Colabの分析ノートブックには補足の話が入っている。(02_ch3-2Coordinate.ipynb)で解説されている座標系を変換する話だが、まさしくこれを知りたかったが書かれていた。
座標系が特に初心者つまづきポイントで変換の仕方がよくわからないのである。以前筆ポリゴンの座標系の変換がうまくいかず、諦めてしまったことがある。それを解決できたのが良かった。
この本を読む人は是非分析ノートブックを見ながら実行したほうがよいです。本には含まれていないけど、初心者つまづきポイントが解説の中に含まれていてそれが本質情報だったりします。

3章:画像の切り出し、合成

これも知りたかった！Pythonでできるの最高ですね。
QGISでもできるけど、手順を踏むのもだるいし、たまにしかやらないので忘れるし再現性も微妙なのでめんどくさいな〜と思っていたところをPythonでできるの良いです。
本当にありがたい。

まとめ

3200円でこんなに情報がまとまってていいんですか？？？？？？という感じだった。自分で全てやろうと思ったらそれどころじゃない時間がかかるし、到達できない。それを3200円で？？？嘘？？神あらわれた？というのが所見の感想

引き続き４章をやっていきたいと思う！本作ってくれた関係者の皆様ありがとうございました！！！！