見出し画像

【祝】ピアスキーマ療法LINEグループ2周年



昨日、2021年2月22日にピアスキーマ療法LINEグループが2周年を迎え、本日から3年目の活動が開始しました。

2年目である昨年は、多くのメンバーが退会しました。
LINEでのやりとりをメインに活動しているメンバーが激減し、関東メンバーがわたし1人になりました。

メンバーの多くは関西圏に在住していて、LINEでの活動よりもワークショップ(定例会)での活動を好む人が多かったため昨年は京都でのワークショップの活動が多くなりました。

[昨年の活動歴]
2020.2.22 関東定例会
2020.3.7-8 関西定例会 13:00-21:00開催
2020.3.21 関東定例会 13:00-21:00開催
2020.7.17 関西定例会 9:00-17:00開催
2020.7.18 関西懇親会
2020.8.2 関東定例会 13:00-21:00開催
2020.8.29-30 関西定例会 9:00-17:00開催

これまでは定例会に必要な諸費用(会場費と交通費)は私がポケットマネーで出していましたが、昨年から年会費制度が導入されました。

昨年は1人3000円を6人のメンバーから徴収しましたが、運営費に全く届きませんでした。

昨年からワークショップはメンバーだけでなく、関心のある一般の方にも参加していただけるようにしたため、ワークショップに参加していただいた一般の方からの多くの寄付金で赤字を乗り切ることができました。

[ピアスキーマ療法LINEグループ収支表簡易版]
総収入:28,060円
総支出:25,690円
繰越し:+2,370円


今年はさらにメンバーが減っているため、年会費は5000円に繰り上げることにしました。
そのかわり、会場までの交通費を全メンバーに全額支給することにしました。
(これまでは、私が関西に行くときの交通費のみでした)

ピアスキーマ療法LINEグループの中で「定例会」と呼ばれている会は、これまでは「勉強会」と「ワークの実践」という2本立てでした。

昨年は途中から「ワークの実践」に特化するようになり、ワークもグループスキーマ療法の専門書からさまざまなものを参考にしつつ、自分たちのグループのやり方に合う形に改良して取り入れてきました。

最終的に、最近の定例会のワークは以下のような流れができあがりました。

①気分ワーク

気分ワークとは時間経過ごとにそのときの気分を記録していくワークです。
マインドフルネスの一環で自分の状態に意識を向ける練習になります。
また、時間経過ごとの気分の変化を観察することでどういうことをするとどんな気分になるのかなどのモニタリング(観察)ができます。
このワークショップでは、部屋に入った瞬間からあとはワーク終了ごとに気分の記録を行います。

②安心のイメージワーク

安心のイメージワークは一種のアイスブレイクです。ワークショップで扱うワークのほとんどが緊張状態だとできないワークなので、一番最初にリラクゼーションを目的に安心安全リラックス楽しい幸せなどの気持ちを高めます。
方法として、イメージワークを使います。自分の最もリラックスしてる場面を思い浮かべてそのときの感覚を思い出します。感覚を思い出せたらイメージワークの成功です。リラックスの感覚を思い出すためにイメージの場面を言葉で説明してもらったり、質問ゲームをしたりします。
また、参加者全員で同じイメージを作ってみんなで同じイメージの中でリラックスするというパターンもあります。
安心のイメージワークは他のどのワークにも共通するイメージする能力と自分の感覚を思い出す能力を安全な形でトレーニングする意味もあります。これは自分の安心感にマインドフルになるトレーニングでもあります。
また、安心のイメージで安心感が得られるようになっておくことで他のワークで心理的に危険な状態になっても安心のイメージを思い出してもらうことで危険な状態から抜けることもできます。

③椅子のワーク

椅子のワークは自分の中で複雑でまとまらないいろんな葛藤状態にあるエピソードを扱います。
楕円状に並べた椅子の上に自分の中の感情や状態を表すカードがのっていて、自分の感情や状態が変化したらその感情や状態の名前が書いてある椅子のところに移動して、その感情や状態になりきってエピソードについて語ります。
同じエピソードについて自分の中で混乱している複雑な思考や感情を椅子を移動することで目に見える形で表現し、理解します。
また、普段考え込んでいる時には、たとえば怒りの感情があったとしても実際に怒鳴ったり物を壊したり叫んだりしないかもしれませんが、このワークではその時の感情そのままに自己表現します。押さえ込んだ状態よりも、感情に入り込んでしまって、その感情をそのまま言葉や行動で表現することが重要です。このようなそのときの感情に入り込めている状況は、自分のネガティヴ感情にもマインドフルになれている状態と言います。
エピソードがさまざまな感情変化をしながら進んでいく様子をセラピスト役や他の参加者が見ています。そのとき、その人たちはワークをしている人のための「よい親(グッドペアレント)」や「共感する友達(グッドフレンド)」や「かしこい大人(ヘルシーアダルト)」として見ています。そして、ワークをしている人の感情変化が激しすぎたり、あるいは全く感情が動かなかったりするときにそれぞれの立場からコメントをして助けます。必要なときにはその場で癒しのイメージワークを行うこともあります。
このワークは動きや表情が大切なので録画をします。


④モードワーク

ある特定の感情や状態、繰り返し見る夢や過去のトラウマについてさまざまなスキーマ療法の技法を駆使して改善を試みます。
参加者はクライアント役とセラピスト役を選べます。セラピスト役の場合はサポーターと一緒に行うことになります。
モードワークは椅子のワークで整理されたエピソードの続きを扱うこともできますし、特定の状態についてモードワークをした結果、椅子のワークが必要だとわかることもあるので椅子のワークの前後で同じエピソードを扱っても雰囲気が変わります。
クライアント役の人は椅子のワークと同じようにその時の状態に入り込んでしまうことが大切です。そうしないと、社交的な状態になってクライアント役の人の話を素直に聞いてしまうからです。素直に聞いてしまうと、あまり理解していないことや納得してないこと、自分には無理だと思っていることも気がつかないままなんとなくわかった気になってワークが終わってしまいます。そうすると、問題が解決されてないことに気がつかないまま生活に戻ることになるので、解決したつもりでいたのに解決していなかったとあとから判明することがあり、危険性が高まります(もちろん、最善のワークをしても完全解決はなかなかしません)。不完全燃焼なままワークを終えないために、その特定の状態に入り込む、マインドフルになることが大切です。そうすると、たとえば不安な人はセラピスト役のさまざまな提案や技法を試しても「まだ不安がある」と言うことでワークを続けたり、セラピストに宿題を出されたりすることがあります。そうすることで、より解決に近づけるか、まだ解決していないことを自覚してワークを終えることができます。
セラピスト役になる参加者は、セラピスト役になってみることで自分への対処法を身につけたり自分の身の回りの人への対処法を身につけたりできます。ワークに参加せずに観察しているのとセラピスト役として参加するのでは、ワークへの自分の考え方の切り口が変わります。また、自分や自分以外の人が困難を訴えている時に自分がどんな気持ちや対応をするのか自分のパターンを観察することにも役立ちます。自分とクライアント役の人の困り事が似ているときは、自分への反応とクライアント役への反応の差を感じ取ることで自分自身が困っているときの自分のことを再確認/再評価できます。


昨年はメンバーが急激に減ったことで「私が頑張らなきゃ」という気持ちで空回りしていました。

今年はメンバーが少なくても1人で背負わずに支え合って行けたらと思います。

昨年から少しずつピアスキーマ療法LINEグループの入会案内などを整備していますが、今年はもう少し整備して、新規加入メンバーが来ても大丈夫なような体制を作りたいです。

今年もメンバーが大事に見舞われることなく過ごせるよう支え合っていきます。

サポートありがとうございます。みなさんのサポートは、スキーマ療法や発達障害、当事者研究に関する書籍の購入やスキーマ療法の地方勉強会、ワークショップ開催などの費用に充てたいと思います。