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【旅】アフリカ・サバンナ・バーチャルツアー


3月19日、いづみちゃんに誘われてTRANSIT Travel Deli / Café & Bar「トランジット」で開かれた南アフリカのサバンナを行くバーチャルツアーに参加しました。
場所は南アフリカ共和国・クルーガー国立公園。そこと、トランジットを結び、約2時間のツアーです。

ガイドをしてくれたのは、太田ゆかさん。南アフリカ政府公認のツアーガイドです。


サファリガイドはサバンナを訪れた観光客に、ゾウやライオン、サイなどの野生動物の生態や、生態系の中での役割を説明するもの。加えて太田さんはバーチャルサファリにも取り組んでいます。お客さんの代わりにカメラマンをサファリカーに乗せ、映像や解説をインターネットで日本と繋ぐ。生中継なので、その場でいろんな質問ができます。

いや〜、でもこんなに沢山の野生動物に出会えるとは思わなかった!
もちろん画面を通しての映像だけど、刻一刻と変わる状況、動物の動き、
ガイドさんの語り、カメラワークが、ものすごい臨場感!
その場で質問できるし、的確な答えが返ってくるし、本当はもっと質問したかったけど、お子さんもいたので、今回はおとなしくしてました^_^
次は現地に行きたいですね!

約2時間のツアーで出会った動物たちは、

◯チーター



2頭のチーターが木陰で休んでいました。
チーターに会えるのはかなりレアとの事で、幸先が良い。
まだ若い兄弟で、お腹が膨らんでいるところを見ると、狩りが成功してあまり時間が経っていないそう。
チーターは単独行動と思っていたけど、血縁で行動する事が多いとか。
子どもの頃のチーターは、たてがみが白い。これは、ラーテルという獰猛な動物に似せていると言われています。ラーテルはライオンにも怯まないからね。

ツアーはスズキの改造車でどんどんサバンナを進んでいきます。
合間に太田さんが動物の生態や現地の生活の様子を披露してくれます。
それも興味深い。

例えば、象は1日に200キロ移動するとか、寿命は野生だと60年とか、5回歯が生え変わるので、糞を見ると草の細かさ(どの程度ちゃんと噛み砕けているか)で、年寄りかそうでないかが分かるとか。
また、太田さんは保護区内に住んでいて、家の中にでっかいヘビが入ってきたり、庭に象がいたりする事もあるそうです。

◯バッファロー


ちょっとだけ見えました。写真はなし。
立派なツノのイメージがあるが、生まれた時はツノがないらしい。
ライオンも気をつけないとツノでやられる程。

ちなみに同じくツノを持つサイ。
ツノが高値で取引されるため、乱獲などで数が減少している。


このバーチャルツアーでは、南アフリカの味も一緒に楽しめました。
ルイボスティーや、Bobotee (ボボティ)と呼ばれる地元料理。
また、マルラという木の実があり、その実から作ったアマルーラというお酒が入ったチョコレートトリュフも。
この実は動物も好きで、象は狂ったように食べるとか。あんずっぽい甘い味で、人が食べても美味しい。
また、アマルーラを作るのに、野生のマルラの実を取るんだけど、それは大事な女性の収入源になっています。
お酒はカルーアのような色で甘い。



◯サバンナモンキー


キリンと一緒にいた。数頭の群れで、子猿がかわいい。

サバンナというと、見渡す限りの草原をイメージするが、いろんな種類があり、このクールガー国立公園は「ウッドランド」と言われている。
草原は「グラスランド」。ケニアなどに多い。

◯キリン


つのの先が禿げているオスと、フサフサな短い毛に覆われているメスの両方に遭遇。
オスはメスを巡ってつので戦うので、つの先が禿げる。身体もがっしり、足も太い。堂々たる体躯。
メスはそれに比べて体も足も細くて華奢に見える。近づいたらそうではないんだろうけど。
高い木の葉を食べていた。案外すごいトゲが生えている。傷つかずにどうやって食べているんだろう。
キリンの唾液はネバネバして、消毒液と呼ばれる。ちょっとささた口の周りの傷などはひとなめで治ってしまう。

ちなみに、キリンは消化する力が強く、消化率は90% 。そのため、大量に食べる草もコロンとしたアメ玉大の糞にしかならない。匂いもしないらしい。

◯シマウマ



3頭のシマウマが、お互いの体が重なるようにならんでいる。
シマシマシマシマ。
人間から見るとかえって目立つように思うがなぜシマシマか。ある研究によると、ハエが留まろうとして、模様にくらっとなるからだそうです。

◯インパラ



サバンナで一番数が多い草食獣。だからいろんな生き物のごはんになる。
人間も食べる、私もインパラのステーキは聞いた事があります。おいしいのかな?
ヌーも一瞬見えました。

◯カバ



なんと水辺に、待っていてくれたようにカバがいました。それも身体の3分の1を水の上に出してる。普段は水中で寝て、息継ぎなどは自動でできるらしい。
カバは2トンくらいあり、縄張意識が強く、川辺で洗濯などしていると人も襲われる。凶暴なのです。
また、陸に長時間いるとピンク色の汗が出てきます。これには日焼け止めの作用があり、カバの皮膚を守っています。
このカバは、なんで水の上に体を出しているのかが、その後わかりました。子カバがいて、その子の足がつく浅瀬にお母さんはいたんだね。
子どもは残念ながら茂みの奥で見えませんでした。

このほか、パイソンの足跡を見つけたり、カワセミが水にダイブする様子が見れたり、本当に盛りだくさんのツアーでした。とても面白かった。
こんな素晴らしい自然を是非とも守りたい。そんな気持ちにさせるツアー、お勧めです。

■トランジット
三島市大宮町1-4-7
Instagram https://www.instagram.com/transit_mishima/

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