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観光コーディネーターという仕事35

三陸に移住してはや9年半。
こんなに雪が降ったのは初めてかもしれません。しかも暖かいなあと思っていたのに、突然降る降る!
東京の方たちと同様に、大槌町でも大雪は珍しく、町中が右往左往します。

雪が降ったあとの動物の足跡を見るのが好き

そんな2月の活動報告です。
毎年2月は忙しい。数日短いのもあるけれど、2023年度締めと2024年度の事業準備(予算取りや助成金申請等)、そして確定申告が重なり、事務仕事ばかりで記憶がかなり飛んでます。

三陸の海でテントサウナ体験

2月も2回実施しました。
1月もいれて全4回、すべて天候に恵まれ中止となった日がなかったのは、みんなの日頃の行いのよさの賜物ですね。
2回ともテントの定員MAXの6名グループのお客様で、サウナ大好きな方々が集まってくれました。

さて、このテントサウナ体験。
▶︎海の目の前のロケーションでできる
▶︎三陸花ホテルはまぎくの敷地内なので人の目を気にせずできる
▶︎海に飛び込める(希望者のみ)
▶︎最後にホテルの大浴場に入れる
▶︎真冬でもできる(つまり通年OK)
が、魅力となります。さらにさらに。
大槌町のテントサウナ体験は、実施事業者が、林業NPO「吉里吉里国」です。薪は大槌産の未利用材、テントの中も「吉里吉里国」おおべくんの手づくり作品など木製にこだわって、環境にとても配慮しています。

今回のモニター宿泊プランを実施したことで本格事業化が見えてきました。
来年度(2024年度)は、さらにいろいろなことをバージョンアップさせて、宿泊者でなくてもできるプランを実施する予定です。乞うご期待!

大槌町といえば郷土芸能の町
「冬の舞」「チャリティ公演」「来年のかがり火の舞」

大槌町といえば、ジビエ、サーモン、藻場再生(海の森づくり)活動、
そして郷土芸能!
テントサウナと同じく2月に「三陸大槌町郷土芸能 冬の舞」が2回開催されました。

2月18日には、能登半島地震の義捐金を募る「チャリティ公演」も開催しました。東日本大震災で存続の危機にあった大槌町の郷土芸能を救ったのは、全国のみなさまのあたたかい支援のおかげと、1月の早い時期に郷土芸能保存団体連合会より相談があり、みなさんの熱意のもと、観光協会も協力しました。「恩返しとお互い様」の気持ちを込めて、各団体熱い舞を披露してくれました。出入り自由だった会場の席は常に満席で、集まった義捐金は20万円強。大槌町のみなさまの気持ちを、日本財団を通じて寄付しました。来場いただいた方々、本当にありがとうございます。

さらに、今年も大槌町の人気観光コンテンツ「三陸大槌町郷土芸能かがり火の舞」(会場:小鎚神社)の日程も早々と決まりました!
6月〜9月14日の第2・第4土曜日です。
出演団体等詳細が決まりましたら、お知らせします。

旅行会社の視察受け入れ&情報交換会

視察シーズンの2月、大槌町でもいくつかの旅行会社の視察の対応をしたり、夜の情報交換会に参加してきました。
某エージェントの視察は、新たに造成した三陸ツアーの内容確認。大槌町ではホタテの殻剥き体験をします。
エージェントさんに実際に三陸産のホタテを剥いて食べていただきました。もちろん、当然の「おいし〜〜〜〜!」のお言葉をいただきました。
三陸産のホタテは身が大きくてプリップリで甘いのです。
トップ画像は、エージェントさんとの懇親会でいただいた三陸産毛ガニ。
思い出すだけでよだれが出るほど美味しかった。

観光まちづくり視察・研修in一ノ関

どこに行くにも遠い大槌町にいると、どうしても井の中の蛙になりがち。どんどん外の情報を吸収したいと思い、今年度は、「観光まちづくり」の視察・研修を企画し、大槌町産業振興課、おおつちのあそび、観光協会から数名ずつ、総勢10名で一ノ関に行ってきました。
研修先は、山田町時代からお世話になっている松本数馬氏が代表をつとめる「平泉・一関DMO」。数馬さんに講師をお願いしました。

松本さんのお話と質疑応答は、2時間たっぷり。
いろんな角度から、DMOの事業や観光まちづくりのことをお話してくださいました。
参加はみな立場も今立っている地点も異なりますが、それぞれ自分のこれからやりたいことのヒントをいただきました。
また、夜の平泉を歩くときに使ってもらいたいと開発された「行灯づくり体験」も体験。予想を超える盛り上がりとなりました。
思わぬ才能を発揮するメンバーが多数いて、わいわいと楽しみました。
ストーリーも含めてこれからのコンテンツの参考になりました。
平泉・一関DMOのみなさま、ありがとうございました。

そのほか、今年度最後の里海ダイビングも開催しました。

あれ? 2月はずっと書類仕事していた気分でしたが、いろいろ動いてましたね。3月もまだまだ書類仕事が続いているので、今月はこのへんで失礼します。

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