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独学二級建築士【20製図編】木造の2階床伏図兼1階小屋伏図を理解しよう

木造の床伏図兼小屋伏図についてです
30分で描きましょう

床伏図兼小屋伏図が長ったらしいので、伏図と言いますが、9月くらいになってからやっと、伏図が一筋縄ではいかない難しいものだと思い知りました、奥が深い

市販の総合資格と日建学院のテキストを見比べると、特に描き方が全然違っていて戸惑いました

で、描きやすそうな総合資格を見ながら練習を始めたわけです

描くのは容易いんです、2階の壁と柱描いたら1階の壁と柱描けば良いんです
その後どうするかです
梁と梁の間隔が空きすぎているところには梁を増やし、全長が長い梁は梁せいを大きくします
下階に柱がなく、2階の柱をささえている梁や、他の梁を受けている梁も梁せいを大きくする必要があります(梁せい=梁の高さ)
この梁せいを大きくすることを補強と呼びます

総合資格と日建学院ではこの補強のやり方がちょっと違っていて、日建のやり方を習っている人が、総合資格の伏図を見ると、補強不足で大丈夫か?となります
実際、Twitterで自分の図面画像をアップしたら指摘されたことがあって、総合資格はここ補強しないけど、補強した方が良い、と複数の方に指摘を受けて、補強を入れるようになりました

正直補強って何?状態だったのですが、皆さん色々と教えてくださって、大変ありがたかったです

そんな感じで、総合資格のテキスト通りにやっていて、もし減点の可能性があったら困ると、途中で日建学院方式を取り入れたことで、私の伏図はカオスに、私の頭の中もカオスになりました
その舵を切ったのが9月に入ってからだったので、もっと速く方向転換していたら、ミスも少なかったとは思います

それ以前に、総合資格の伏図の描き方が本当に試験元の採点で減点されるのかは不明です…でも一般的には補強しといた方が無難、みたいです

こちらのサイトが各書籍の伏図の比較をしていて参考にしました

総合資格と日建学院は、どちらも試験元の梁補強の計算式とは一致していないようです

総合資格と日建学院の違いで非常に迷ったところを具体的に言うと…(自分の図面だから載せてもいいよね?)

総合資格式で描いた伏図

画像1

マークした箇所の梁1,820間には、梁の上に2階の柱が乗っていますが、特に補強してありません


日建学院式を混ぜて描いた伏図

画像2

同じくスパン1,820間で梁の上に2階の柱が乗っています
この2階柱の真下階に柱がある場合は補強不要ですが、下階に柱がないので120×150に梁をサイズアップさせてます
他の梁に荷重がかかる場合は総合資格もそれなりに補強してありましたが、この1,820間に2階柱だけが乗ってる時だけは補強なしでした

しないよりはする補強!と補強入れまくった結果、本番の復元図を最端製図さんで添削してもらったら、梁が過剰に大きいところがある、と指摘を受けました…大きすぎるのも減点、難しい_(:3 」∠)_
最後までバルコニーの梁はサイズアップが必要か謎だった為、過剰に大きくしてしまったのが主な原因でした

でもやはり、しない補強よりする補強!全く補強がなくて、コイツ伏図のことわかってないな?よりは、この梁のサイズアップの計算間違ったかな?くらいに試験官に思われた方がまし、かな?と

どの方式で行くにしても、サイズアップのやり方を頭によく入れて、間違いなく再現できるようにしてから臨みましょう…!私みたいにどっちつかずハイブリッドで当日困るのは良くありません!独学の悪い例です

迷いが生じること自体が煩わしいとお思いの場合は、自分がこれと決めたテキスト、資格学校のやり方を信じ切って真っ直ぐに描きましょう

伏図はちゃんと理解してから描くのが宜しいというお話でした

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