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独学二級建築士【03総合】二級建築士を実務経験で受験する人・合格した人

令和2年12月、無事に二級建築士の免許申請を終え、先日免許交付してもらってきました
思うところありましたので、少しまとめたいと思います
実務経験の記入が割と面倒でした…
令和2年初受験の方は、もう終わったことですので、読まなくて大丈夫です
学歴のみで受験する方も、読まなくて大丈夫です

ただ、実務経歴書は各県によって書き方に差異があるようですので、新潟県以外の方は参考程度にご覧ください

私は10年前に初めて二級建築士の受験申込をしました
今の会社に入社したばかりで、受験申込の実務経験には、前の会社で実務経験7年を満たしている、というような記入をし、今の会社の建築士の方にサインをもらったものを提出して終わりでした
前の会社の経歴を今の会社の人に証明してもらったんですよ
建築士会の受付のおじさまに、なんだか色々言われましたが、一応当時はそれで受験OKだったんですよね

それが令和2年から非常に面倒なことになっていまして、令和2年が初受験でない合格者は、実務経験の再提出を求められることになりました
合格してから知ったので、本当に晴天の霹靂でした

具体的には、令和2年から実務経歴を詳しく書くことになりました
今在籍している会社での実務経験が足りなくて、前在籍していた会社の実務経験の期間も含めなければいけない場合、実務経歴の証明をしてもらう為に、【退職した会社へサインをもらいに行く】という高難易度クエストが発生するのです…!!!
(円満退社しているなら良いですが、多くの人はそうではないと思います。辞めたいと言ったら上司に社長にガンガン文句を言われ、それを振り切って乗り超えてやっと退職して、退職後は力を使い果たした状態になった人だって沢山いるはずです!私です!そこへもう一度行けとかキッツイ!)


■実務経歴書の書き方

まず、実務経験に換算される勤務先の在籍期間を記入します
通常であれば入社日と現在までの期間が何年何ヶ月かになるかを書くだけなのですが…
私は2回ほど産休と育休を取得していまして…これもまた面倒を引き起こしています
今の会社には満10年いるのですが、産休育休を差し引いたら、なんと7年と少しになってしまいました
これには冷や汗が出ましたね
私は実務経験のみの受験ですので、7年の実務経験が必要です
ギリギリでした
足りない場合は例の高難易度クエストを受注しないといけないところでした
在籍期間記載欄の空いた所に、1回目育休いつからいつまで、2回目育休いつからいつまで と期間を書き、育休を取ったことがわかるようにしました

次が本命、実務経歴の詳細を7件ほど書く欄があるので埋めます
私は『建築物の設計に関する実務』のうち『建築積算関連業務』を主に担当しています
そして住宅部門です
住宅の積算です
住宅の積算て、月にどれくらいの物件を担当すると思いますか…?
それを7年分、しかも7件しか書けない欄に書く?どうやって?
新築物件だけで7年分データを抽出してみたのですが、400件を軽く超えていました
7年分の実務経歴をこの書式に書くって…正直箱物物件を書いたとしても、巨大物件じゃない限り、設計だろうが積算だろうが現場管理でだって、7行で足りるわけないです
実務経歴書を沢山コピーして、手書きで400件書くの?と思い至った時は気が遠くなりました

新潟県の記載例があまり優しくなくて、担当件数全部書くことが現実的じゃない場合、どうすれば良いかがわからなかったんですよね
ですので建築士会に電話して聞きまくりました
2、3件実際に物件の詳細を書いたら、他何件と書けば良いとのことでした
全部書けって言われなくて本当に良かったです

全部書けって言う県もあるのでしょうか(遠い目)

ちなみに、無事書類をでかして建築士会に提出に行ったら、実務だけの人初めてって言われてちょっとビックリしました


ね、ちょっと大変そうでしょう
実務期間の足し算を間違って真っ白になったりもしました
もし、今の会社を退職してから実務経験で建築士を受験しようと思っている貴方、退職予定の会社の建築士さんと仲良くしておけばなんとかなります
会社の社長でなく、建築士からサインをもらえれば良いのですから(社印なども不要です)


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