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誰かに見つけられなくたって輝いてみせる

凛とした人に目がいく。
まるで花のように
存在するだけで美しい。

それは誰かに評価されることが
目的ではなく
自分自身が輝くことに全力だからだ。

そこには
『誰に見つけられなくても
輝いて見せる』という強い志を感じる。

街を歩く人、
電車に乗ってる人、
レストランの中で、

それぞれの場面で
背筋が伸びていて
振る舞いが美しくて
目を追ってしまう人がいる。

『その人らしさ』なのか
自分の見せ方などをわかっているのか
自然と出せるものなのかはわからない

ただ存在するだけで心を奪われる

オーラは存在すると思う、
シーメイトのお友達によると
ワタシはオレンジと水色なのだとか。
空の色だねと言われてしっくりきてしまった。

壮大などこまでも広がる水色の空と
陽が落ちるときのオレンジに染まる淡い空が
とても好きだ。

見える人には見えているし、
わかる人にはわかる、そんなものだろう。

私の生き方の軸には
小学生の頃に歌った『たんぽぽ』の歌詞が
影響を与えてくれている。

『雪の下の故郷の夜

冷たい風と土の中で

青い空を夢に見ながら

野原に咲いた花だから

どんな花よりたんぽぽの

花をあなたに贈りましょう』

私はこの歌にとても救われた。
力強く生きることを
教えてもらっている気がするのだ

野原に咲き
誰にも見つからないまま
綿毛になってまた別の場所で
黄色い花を咲かせている。
軽やかに生きていて
そこには誰の評価も必要ない。
自分が生きることに集中している。

たんぽぽの根はとても丈夫で
根があれば、再生できるくらいの
生命力を秘めている。

踏まれようが、花が枯れようが
根が太ければ、
また立ち上がってぐんと成長する。

その姿はまさに、
私の憧れの生き方である。

踏まれても、
暑いアスファルトにも、
厳しい雪の寒さにも負けないのだ。

強くて誰にも媚びない美しさがそこにある。

就職活動中のキャッチコピーは

『どんな逆境にも負けない
雑草のような強い意志がある人間』だった。

過去の自分も思い出すと笑ってしまうくらい
正直に生きていたのかもしれない。

人間生きているといろいろあると思う。
私なんていろいろありすぎるくらいにあった。
そしてこれからもきっとあるだろう。

心が弱くなったとき、
誰かからの評価に必死だったとき、
人と違うことに悩んだとき、

傷ついて、乗り越えて、経験したから
少しずつ強くなれた。

私の考えにはなるが
人が見てないところで
選択しているものが
本当の自分なのだと考えている。

人の見てないところで

“どんな過ごし方をしているのか“
“何を思って生きているのか“

この2つがあなた自身を
形成しているのかもしれない。

誰の評価も必要はなく
大切なことは自分自身への評価だ。

例えばそれは
今日これをしようと考えていたとする。
それができていたのか、
できていなくても
明日はできるように改善しているのか。

はたまた、
自分が望んだ思いを
ちゃんと叶えれてあげているのか、など。

自分の中で
昨日の自分と比べて
少しでも進んでいたなら
盛大に褒めてあげて欲しい。

あなたはあなたらしく輝いていける。

最近のわたしは
自分への期待に集中している

それはどう意味かというと、

自分のことを信頼して、
自分を第一に優先して
機嫌よく生きているということだ。

今までは誰かに合わせて生きていたし、
誰かとこうしたい。
こうしてあげたい。
ここに一緒に行きたい。

なんて思っていたが、今は違う。

私を幸せにしてあげたいと思っている

他人に何かを期待することがあれば
他人に期待する暇があるのなら
それを私が私のために
やろうという気持ちに変化していった。

他人との時間を手放して、

休日には、
趣味のいけばなに行って
花材の美しさについて眺めて
表現したり、

ピラティスに行って
汗を流して心をスッキリさせたり。

自分のためだけに作るご飯だって
可愛いお皿に盛り付けてみたり、

夜にはキャンドルを灯しながら
1日の振り返りを考える。

そんな1日を過ごして思うことは
とても些細なことで
幸せを感じるということだった。

自分が幸せを作り出せるということを
経験すると誰かに幸せにしてもらう
という期待がなくなった。

嫌なことや苦手なことを
しっかりと相手に伝えることも
できるようになったし、
お誘いをいただくときには
心の余裕を考えてお断りすることも増えてきた。

私は私らしく生きていけばいい。
その過程で誰かに評価され、
良くても悪くても、
私らしくいることに集中し、
嘘をつかない、誰かに媚びずにいる。
そこで離れていく人はいるし、
絶えず一緒にいてくれる人もいるだろう。
その後者を大切にしていけばいいだけだ。

私はたんぽぽのように、
誰にも見つからずとも
凛として生き、
どれだけ踏まれたって、
寒さの厳しい冬だって
自分の中にある生命力を信じて
成長し続けていきたい。

誰かに見つからなくたっていい、
自分がこうしたいを
こうなりたいを選択し続けていきたい。

誰かの目に留まった時に、
自然な輝きが溢れているように。

誰かに媚びず
私らしく生きていく
その強い根を持ち合わせて
花を咲かせて綿毛になって
軽やかに生きていく。



『たんぽぽ』芹 洋子















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