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283プロ所属のアイドル『田中摩美々』を知る。その①〜W.I.N.G.編〜

 異次元フェスがきっかけでシャニマスに触れ、見事に沼に落ちた一般ラブライブオタクの私ですが、毎回イベントの度にツラツラと感想を書き残せる周囲のオタクが羨ましく思ったので、これを機に文章を書く練習として記録を残していくことにしました。
昔から日記を書くのが苦手だった私ですが、文を書く練習がてらに、シャニマスのコミュやキャラの魅力について自分なりにお伝えできれば幸いです。そんなどうでも良い自己紹介。はじめましての意味も込めて。


本日紹介させていただく方です。

"摩"という漢字を人の名前に使う人初めて見た

『赤より青く、青より赤く』混ざり合うトリックスター、田中摩美々さんです。
ヴィジュアルで一目惚れした最強キャラです。一目惚れと言うと、実はもう1人ヴィジュアルで度肝抜いた子がいるんですが、どこかの機会で紹介できると嬉しい。
ひと撫でだけプロフィールに触れますね。

趣味:人をからかう

 ふふ、可愛いですね。あまりおじさんの事をからかってはいけないよ。

 このゲームにおけるキャラの趣味って、ラブライブと比べるとすごく意味を持っていると言うか、コミュに関わってくるところがあるなって思う節がありまして。
ラブライブはラブライブでお裁縫が趣味のルビィちゃんが衣装担当をしたり、千砂都のダンスがアニメで結構重要なピックアップのされ方をしたりと、本筋に関わるところはちゃんと拾ってくれていたりもするんですが、シャニマスについてはほぼ全キャラがほぼ全キャラ各々の個別コミュやユニットコミュに描かれていたりしてる印象を持ってます。現時点でまだ全員分のW.I.N.G.コミュも観られていないので見当違いなこと言ってたらごめんなさいなんですが。
ラブライブ側は活かされずに死んでいった設定や趣味がそこそこあるし。
趣味設定をベースにコミュが練られているのがシャニマス、ストーリーの中に組み込める趣味があったら武器として使うラブライブ、といった印象です。
と言うわけで設定には少しだけこだわりを持つ私ですが、この人をからかう趣味もホーム画面に設定していたり、コミュを読み進めているとしばしば見受けられるあたり、この子の大きな魅力の一つだと思いました。

造花を嗅がせるモーニングコミュめっちゃ好き

 ここから先は摩美々さんと言うアイドルのW.I.N.G.編での活躍に注目していきます。
まだまだ足を踏み入れたばかりの新米Pなので目新しい事なんて言えないとは思いますが、偶然にもこの記事が目に止まった方が初心に振り返られるような、若しくは初めてシャニマスに触れる方が興味を惹かれるような紹介ができれば幸いです。

⓪イントロ

陣内◯則プロデューサー

 イントロは入社して間もない新人プロデューサーが初めてアイドルをプロデュースするため、スカウトに出かける場面から始まります。
社長と事務員のはづきさんとの会話を経て、アイドルをプロデュースするにあたっての目標を言い渡されます。それが『W.I.N.G.優勝』です。

新人アイドルの祭典とも言われる、すごいライブなんです

いわゆる登竜門。この一大イベントに参加し、況してや優勝なんてした暁にはきっと華やかなアイドル人生を歩めることでしょう。
但し、アイドルとして華々しいスタートを切る事は勿論そんな簡単で甘いものではないようで

『祭典と言われるだけあって、この『W.I.N.G.』は出場資格を手に入れるまでが難しいんです……
エントリーしたアイドルは開催前まで、全4回のシーズンごとに審査を受けます。
その時、一定のランクに達していないと出場資格を失ってしまうんです。
ですので、精一杯頑張って行きましょ〜!』

はづきさんのありがたい説明

とのこと。
さらに言うと、4度の審査を経て出場が決まっても、他に勝ち残った出場者たちと準決勝、そして決勝を行い勝ち残らなければなりません。
そんな果てしない過程の中、どのようにアイドルと出会い、どのように切磋琢磨し優勝に辿り着けるか、それがこのW.I.N.G.編のお話となっております。
ウマ娘で言うところのURAシナリオみたいなものです、きっと。

一通り説明を受けたあと、実際にアイドルをスカウト、或いはキャラによっては事務所にオーディションを受けに来た子の審査を経て、ゲーム本編が始まります。

と、ここまでが各キャラ共通のお話になります。

長い前置きになりました。
ここから本編となります。


...

..

.

①スカウト

 街に出たものの、プロデューサーがときめくような子はなかなか見つからず、日も落ちてしまった頃。
今日はもう帰ろう、と諦めかけた時に運命的な出会いをする瞬間が描かれております。

並の一般人なら余生の運全て使い切るようなレベルの出会いですが、一級シャニマスプロデューサーともなればこんな事は金のエン◯ルを当てる程度の造作もないので、千載一遇のチャンスとプロデューサーは声をかけてみたところ……

と言うわけで、W.I.N.G.編を掘り下げる回は以上となります。
御試読頂きありがとうございました。


……すみません、続けさせてください。

遅い時間ですので未成年が歩いていたら心配になりますよね。
とは言え初対面の子にいきなりお説教を始めるプロデューサー、きっと将来敏腕になりそうな気がしてます。???「お、大声を出しますよ!」
早く家に帰るように言い聞かせ、その日は駅まで戻るところを見守り終わるのですが、後日事務所に思わぬ来訪者が訪れます。

『あんなしつこく叱られたの、初めてでしたしー
お兄さんといると面白そうなのでー、アイドルになってあげてもいいかなぁって思いましたぁ』
『たくさん迷惑かけてあげますからね、プロデューサー』

スカウトを承諾する摩美々

プロデューサーに叱られた事がきっかけで、アイドルをやってみることに決めた摩美々。ここからプロデューサーと摩美々とのW.I.N.G.優勝に向けたが芸能活動が始まります。

 この時から既に摩美々の『からかうことが好き』と言う一面が垣間見えるイントロだなって思います。
(後述するのですが、)興味のなさそうなことにはとことん興味のない素振りを見せる摩美々なのですが、『面白そうなので始めてみる』と言う気持ちを押し出しているのが個人的にすごい好きです。スクールアイドルにも言える共通点なのですが、楽しいって感情がちゃんと原動力になっているからこそ人に楽しいと言う気持ちを与えられるって思いますし、実際つまらなさそうにやってる人見て楽しいってならないんです。コンビニのレジでやる気のなさそうな店員と会計する時、なんか脱力してしまうアレみたいな感じ。
じゃあアイドルって楽しい仕事なんだって言われると勿論そうではないのですが、今後その辺とかに触れられたら語ります。
そしてプロデュースが始まり……


②摩美々のアイドル活動

 ある日、摩美々の元に仕事の依頼が届きます。

朝は苦手なタイプ

めちゃめちゃ摩美々にピッタリな案件。
プロデューサーも駆け出しなのにいきなり適切な仕事を持ってくるあたりきっと将来敏腕になりそうな気がしてます。
承諾した摩美々に時間と場所を伝えるプロデューサー、撮影の当日を迎えると──

来ません。

どうやら携帯も繋がらないらしく、不安で慌てるプロデューサー。
程なくして、時間ギリギリに摩美々は到着するのですが、そのことに対しプロデューサーは摩美々を叱ります。
はじめは摩美々も「時間には間に合ってるのに……」と返すのですが、『余裕を持って行動することの大切さ』を伝えると

さりげなく話題を切り替えるのが上手い

プロデューサーの言葉を彼女なりに受け止めながら、摩美々は撮影の仕事に向かいます。

……

撮影を終え、帰ってくる摩美々。
撮影班とのトラブルもなく、また出来栄えについても良好だったみたいで、実際にプロデューサーも彼女の適応力の高さは目の当たりにしていたのですが、一度行動に起こせばハイレベルな結果で対応してくれる反面、動き出すまでに難があること、そして朝の一件も踏まえてプロデューサーは今の摩美々に足りないものを伝えます。

可愛げがないは流石にデリカシーなさすぎ

 このゲームの大きな特徴として、このように度々3択を投げかけられます。
勿論選んだものによって読めるコミュの内容は変わります。より深く知るために是非3つとも全部読んでおきたいところですね。
ちなみにプロデュース本編では選んだ選択肢によって上がる能力値も変わってきます。「このコミュ読みたいんだけど、貰える能力値は今回上げる必要ないから選びたくない……」と言う場面にも当然直面します。贅沢を言うな、推しを知るチャンスだぞ選べ!
そんな貴方も安心な耳寄り情報。一度コミュを通りさえすれば、アルバムから読み返すことができますので、気になった方は是非読んでください。宣伝です。

選択肢のうち、『一生懸命さが足りない』を選んだ場合

話を戻します。
続く別のコミュでは、とある日のレッスン中の摩美々に対してプロデューサーがめちゃめちゃ褒めちぎるシーンが登場します。

なんの連絡もなく急に供給される楽器習ってた設定くん

それに対して摩美々はどこか複雑な表情をし、レッスンを切り上げて帰ろうとします。

突然すぎる帰宅宣言に困惑するプロデューサーだが、なんとか彼女を引き止めようとします。
最後には摩美々を納得させレッスンを続けさせる、というコミュの内容になっております。

 今振り返りながらふと思ったのですが、このコミュについては、摩美々と言うキャラを知れば知るほど『すごく摩美々らしいコミュ』だなと思います。
言い換えると、『摩美々を知る上で結構大きな意味を持つコミュ』であるとも言えます。
なので摩美々の魅力に触れる為にもみんな読んでください。宿題です。
ちなみにこのような固有のコミュにはどれも誰のキャラにもコミュに名前が付けられているのですが、このコミュの名前は「あまのじゃく」です。
ああ、本当に摩美々らしいコミュ。


③心境の変化

 活動を続けているうちに、摩美々の心境に変化が生じます。
ある日の握手会イベントでのこと。
前半の部が終わりプロデューサーが摩美々の様子を見に行くと、少し思い詰めた表情をしていました。

お召し物がアポカリプティックすぎる
『ファンの人に、今後の目標はなんですか、って聞かれたんですー。
でも、何も思い浮かばなかったからぁ、答えられなかったんですよー』

スカウトから所属までの話、そして雑誌のフォトスナップの仕事にも関わってくるような摩美々の核心について触れ込んできます。
もともと"(プロデューサーをからかうと)面白そうだから"と言う理由でアイドルを始めた摩美々。勿論その時点で彼女に目標なんてありません。強いて言うならプロデューサーにもっと叱ってもらうため、くらいです。
ただ、283プロに所属するまでの時点で必ずしも目標がなければいけないわけではなく、同じユニットメンバーの月岡恋鐘や理想のアイドルになる為に10年間を捧げた緋田美琴など、明確にアイドルとしての目標を持った人物が居る一方で、(摩美々を含めた)まだ明確な目標が定まらない一部のアイドルに対してプロデューサーは、「活動をしながらアイドルとしての目標を探して行く」ことをモットーに掲げて行動を共にしております。
そしてある日、雑誌のフォトスナップの仕事をした時、実はこんな会話をしています。

『一生懸命さが足りない』を選んだ際の続き

『載った後に後悔しても遅いから』とプロデューサーは摩美々に諭しますが、対して摩美々はいつものトーンで「次はもうちょっとだけ、マジメにやることにしますねー」と生返事。
この時点でもアイドルとしての意識や目標はあまり芽生えてない様子が伺えます。
しかし、活動を続けて行くうちに彼女自身の大きな壁にぶち当たってしまったのです。

『私、プロデューサーと一緒に居たら面白そうだなぁ、くらいの気持ちでアイドルを始めただけで、……強い想いなんてどこにもなかったんですよねー』

アイドルを始めたきっかけ

特に、所属するユニット『アンティーカ』のメンバーとしての活動は、彼女にかなり大きな変化を与えていたようで、

『……ユニットメンバーが夢とか目標の話してるのを聞いてると、
最近ちょっとだけ、落ち着かなくなるんですよねー。
前はフツーに、聞き流せてたのに……変わっちゃいましたぁ。
今のままでいいのかな?なぁんて、思っちゃうんです』

これは上記のフォトスナップ案件のようなソロでのお仕事や、個人レッスンでは気付くことができない課題であり、だからこその自身と周囲とのアイドルとしての差を不安に感じてしまい……
摩美々はとうとう、ある事実に気付いてしまいます。

当たり前だけど、実際に目の当たりしなければ気付けない大切なこと。
このアイドルと言う業界は『真剣にならなければ生き残れない』世界の話なんです。
そのことに気付いた摩美々はプロデューサーに打ち明け、"目標がなくてもアイドルとしてやって行けるかどうか"を問いかけてきます。
なんでも卒なくこなせて、これまで苦労を経験したことがなかった摩美々が初めてプロデューサーに助けを求めるシーンです。
そして、この問いに対する解答はひとつだけではない、と私は思っております。
実際にプロデューサーがなんと答えたかは、是非摩美々をプロデュースしていただきたい。何故ならこのゲームの本質は、アイドルとプロデューサーに扮する貴方がアイドル活動を通して紡ぎ出す物語ですから。

例の3択だぞ、喜べ

if『W.I.N.G.敗退時の摩美々』

 摩美々と後悔の話が少しだけ出てきてしまったので、ちょっとだけ舐めるようにご紹介します。ぺろぺろ。
ここまで怒涛の勢いで彼女とのコミュの話をしておりますが、もともとの本筋として忘れていけないのは『W.I.N.G.で優勝すること』です。ぺろぺろ。
しかし冒頭でも述べた通り、4度の審査と準決勝、決勝を勝ち進めなければその頂点に立つことはできません。ぺろ。
基本的にW.I.N.G.編は優勝が正史である(はず、多分……)なので、ifという書き方をしましたが、途中で敗退してしまった時、彼女はこんな反応を示します。

三次審査落選時
準決勝/決勝敗退時

どちらも、アイドルと言う職業に本気で向き合わなかったことを後悔しております。
こう言うところからも、摩美々の心境の変化が見て取れるのかなって思います。
以上でした。
ぺろぺろ。


④アイドルとしての自覚

 アイドルとしてひとまわり成長した摩美々の元に、大きな仕事が舞い込んできます。プロデューサーが緊張してしまうほどの規模なので結構に大きいです。
しかし摩美々は意外にも緊張をしている様子はなく、プロデューサーにこう返します。

服、変えてみました

さらに、「日々のレッスンが役に立っただろ?」と言うプロデューサーに摩美々はこう返しています。

『プロデューサーがあんまり厳しいからぁ、無理やり変えられちゃっただけですよー』
"でも、まんざらじゃないって顔だな"
『そうですねー。アイドルになる前よりは、退屈してないかもしれませんー』

全部プロデューサーのせい

『やって来たことが全部正解で正しかったかどうかわからない、けれどこれまで頑張って来た結果が今に繋がっている』ことが伝わってくるような会話です。
もはやここまで来れば特筆することはありません。
先ほどのような「ここで大きな成長が見られる」、というよりかは、ただただ努力し続けたことで成長した"二人"の会話を噛み締める「総まとめのような」コミュだなって感じです。ひたすらエモ味を感じるターンです。

あっ(昇天)


ここから先は、W.I.N.G.優勝後のネタバレになります。
今後プレイされる方につきましては、閲覧につきましては自己責任でお願いします。



………………



…………



……




⑤W.I.N.G.優勝、その後

スクショ下手くそ部

そして迎えたW.I.N.G.準決勝、そして決勝を勝ち上がったあとのお話です。
正直なところ、今更すぎるんですけどこの先の話を載せるか悩みましたが、ごくごく簡単に特筆したい点だけ“簡潔に“まとめていきます。
もっと詳しく知りたい、興味を持った方はこの先はなるべく読まずに、是非実際にプロデュースしてみてください。宣伝です。

  • 摩美々にとって『褒められること』の意味

これまで摩美々は、『褒められること』にあまり興味関心を抱いておりませんでした。これについては「あまのじゃく」のコミュでも少しだけ描かれていましたね。しかし、今回のような大きなことを成し遂げた事によってこれまでの努力を『褒められた』とき、摩美々は思わず涙してしまいます。答えは簡単で、『努力しなくても褒められる』よりも、『努力した結果褒められた』方が嬉しい気持ちになる事に気付いたから。きっと後者は摩美々自身にとって初めての経験だったのかも知れません。そんな一面が垣間見えるシーンとなってます。

  • 摩美々を正面から受け止めたプロデューサー

優勝後の事務所での一コマです。
画像の通りなのですが、つまるところ摩美々は今まで『あーだこーだ言ってくれるような、正面から向き合ってくれる人』に出会ったことがなかった事を示唆しています。
摩美々がアイドルのスカウトを受けた理由を覚えているでしょうか。

『あんなしつこく叱られたの、初めてでしたしー
お兄さんといると面白そうなのでー、アイドルになってあげてもいいかなぁって思いましたぁ』

『私、プロデューサーと一緒に居たら面白そうだなぁ、くらいの気持ちでアイドルを始めただけで……』

覚えてない人は頭から読み直してみてね

と、言う事なんです。
これらを踏まえると摩美々は、『両親から相当甘やかされて育ってきた』ことが伺えます。なんせしつこく叱ってくれたのはプロデューサーが初めて、なのですから……
そして、だからこそ摩美々はプロデューサーを「面白そうな人」と認識して、接してきたのです。


おわりに
今回はW.I.N.G.編における田中摩美々を紹介いたしました。
私自身、このゲームに本格的にのめり込む前までは摩美々のことを簡単に知っている程度でしたが、いざ触れてみると個性豊かなメンバーが揃いも揃っており、かなり私の好みに魔球をぶん投げてくる子が多かったです。正直ここまで沼にハマるとは思いませんでした。
この先機会があれば他の子達も紹介できればと思っております。
また、コミュについても補足させていただくと、プロデュースコミュ(育成シナリオと言われるもの)についても、W.I.N.G.編だけではありません。W.I.N.G.を経た後日談や、逆にアイドルになる前の前日譚、雑に言えば過去編に相当するものもございますので、併せてそちらについても触れられたらと思う次第にございます。
ここまでご拝読いただきありがとうございました。
摩美々の輝かしい笑顔とともに、締めの挨拶とさせていただきます。



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