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いくつになっても、学ぶことはある。


はじめて妊娠が分かった時、すごく嬉しかったのと同時に、これからどうすればいいのかをちゃんと知りたい、という気持ちになった。

これから先どうなるのか、何をどうすればいいのか。未知の世界だから、まずはいろんなものを調べて、ちゃんと知ることから始めようと思った。

つわり、安定期、戌の日、マタニティグッズ、マイナートラブル…。

調べれば調べるほど知ることはたくさんあって、子どもを身篭るというのは、こんなに奥深くて、大変で、でも尊いことなんだと改めて気づいた。

子どものために、自分のために、今何が必要か。こんな体調の変化がある時、何をすればいいか。一つずつ知っていって、少しずつだけど、過ごし方や向き合い方が分かるようになった。

そしてついに母子手帳をもらえる時期になり、区役所に行くと、たくさんの資料を渡された。家で資料に目を通しつつ、ネットや本、動画などでさらに必要なことを調べていく。

こんなに小説や漫画以外のものに目を通したのはいつぶりだろう。はじめてのことばかりで、学ぶことは無限にある。学生時代に戻ったかのように、何度も読んでは必要な知識を頭に入れた。

高校生までは受け身で学んでいたことも多かったし、大学生の時は好きな学問に打ち込めて楽しかったけれど、それ以降、何かを学ぶという機会はあまりなかった。

でも、久しぶりに知らないことを知って、成長している自分がいることに嬉しさを感じた。しかも今回は自分の体と向き合うから、頑張るほど自分や赤ちゃんの健康につながることが実感できた。

お母さんになるのは初めてで、私はまだお母さん1年生だ。生まれてからだって初めてのことばかりで、学ぶことはきっとたくさんある。だからこれからも、私は子どもと一緒に成長していきたい。

いくつになっても、はじめてのことはあるし、学ぶことはある。勉強の毎日です。