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夢から覚めて思うのは。

最近、よく懐かしい夢を見る。学生の頃の夢、実家で暮らしていた時の夢、大体過去の記憶が夢に出てきて、それがあまりにリアルだと目が覚めた時、今自分がどこにいて、何をして過ごしているのかわからなくなることがある。

目を瞑りながら、ぼうっとした頭で考える。あれ、私は今何歳なんだっけ…。そのうち、カーテンから入る光の角度や隣で寝る息子や夫の寝息、布団の感触で、自分が今、結婚して新しい家に引っ越して、子育てをしていることを思い出していく。

そして、心底ほっとする。そうだ、私は今結婚して子どもを産んで、新しい家族と暮らしているんだ。その事実を思い出して、すごく安心する。そのうちうっすらと目を開けて、現実をこの目で確認して、また安堵する。あぁ、ちゃんと現実だ。

過去の夢は、懐かしい心地よい記憶のものもあるし、少し苦くてしんどい気持ちになるものもある。でもどんな夢を見ても、やっぱり今の自分の暮らしが一番いいな、と思うのだ。

色んな経験をして今がある。楽しかった記憶も、苦しかった記憶も。こうして歳を重ねていくから、見る夢も過去のものが増えていくんだろう。でも、あの頃に戻りたいと思うことはもうない。それだけきっと今が自分にとって、一番心地よくて、幸せな時間なんだろうな。

そんなふうに思える時を過ごせていることが本当に嬉しくて、ありがたくて。眠い目を擦りながら、改めて今の日々に感謝したりする。

夢から覚めて思ったこと。なんだかすごく大事なことな気がするから。忘れないように、こうしてここに残しておこうと思います。