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信頼できるという安心感。

この前、朝に少しやらかしてしまった。夫の持って行く水筒を前の日の夜に洗った時に、パッキンを外したのをそのままにしてしまって、翌朝夫がカバンに入れた水筒から、飲み物がこぼれてしまい、カバンごとびしょ濡れになった。

時間がなかったこともあり、普段温厚な夫も少し苛立ちながら出て行った。仕方がないと思った。完全に私のせいだ。

今までの私なら、そのことを一日中引きずっていただろう。昔から、自分のミスで相手の気分を害したりするのが申し訳なくて、罪悪感を必要以上に感じてしまい、顔色を伺っては、自分を追い詰めてしまっていた。

でも、今回はそんなことはなかった。もちろん申し訳ないと思ったし、やれることはやって、帰ってきたらすぐ謝ろうと思った。

でも、この後は気持ちを切り替えて、いつものように息子の世話をして、家事をして、自分の時間も作った。そして、夫が帰ってきたら謝って、夫からもちゃんと確認するようにすると謝られた。

それで終わった。その後はいつものように、たわいのない話をして過ごした。

これは私にとって大きな変化だった。こんなに事実を受け止めて反省はしつつも、必要以上に自分を責めずに過ごすというのは、今までの自分だったら、あり得ないことだった。

何でできたのだろう。それはきっと、夫に対して、しっかりと信頼を持っていてたからだと思う。夫は必要以上に責めたり、理不尽に怒ったりしない人だ。冷静に、必要なことだけを伝えてくれる。

だから、私はちゃんとこの出来事を客観的に受け止めて、日常を過ごせたのだと思う。この人となら大丈夫だという安心感。これは夫と出会う前の私にはなかったものだ。この安心感というのは偉大だなぁと改めて思った。

何かあっても、素直をお互い悪いところを認めて、向き合って話せば分かり合える。それがわかっているというのは、こんなに気持ちが穏やかでいられるんだなぁ。

そのことを改めて気づくことができた出来事でした。