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分かるが増える。


ちょっと前から私は、少しずつ料理をするようになった。

今でもまだそのブームは続いている。正直こんなに続くとは思っていなかった。休みの日だけやってるというのもあると思うけど。

でも、続けていると小さな変化が起きるようで。ちょっと最近嬉しい変化があったので、noteに残しておこうと思う。

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それは、料理に関わるものに興味を持つようになったということ。

この前、職場でつけていたテレビから、聞き覚えのある料理名が聞こえてきた。今までの私だったら言われても分からなかったような料理。でも見よう見まねで作ったばかりの料理だったので、思わずテレビに見入った。

あ、入れてる材料が少し違う。こんな調味料入れてもおいしいんだ。色んな発見があって、思わず最後まで見てしまった。ほかにも料理も作ってみたいのもあったりして、すごく参考になった。

今までなら全然気にしなかったのに、料理を始めたおかげで、興味がわいて楽しく見ることができた。ちょっとしたことだけど、なんだか私はそんな変化が嬉しくなってしまった。

ほかにも例えば、最近読む小説も料理にまつわるものが増えた。意図してるわけじゃないんだけど、あらすじを読んで料理のことが載っていると、自然と手に取るようになった。おかげで読む小説の幅も広がったように思う。

この前は、一度見た映画を久しぶりに見たら、前は全然意識していなかった料理のシーンに目がいった。料理を作る場面が丁寧に描かれていて、食の大切さも伝えている映画なんだと気づいた。映画を見る視点まで変わるなんて。

あと最近は人と料理の話もできるようになったのもうれしい。誰かに野菜をもらうと、どんな作り方があるか質問してみたり、料理上手な祖母にも極意を聞いてみたり、会話することがより楽しくなった気がする。

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こんなふうに、料理を始めたおかげで、私の視野は今までより結構広がった。料理を作れるようになりたいと始めたことだったから、こんなに色んな変化が起こるとは全然思っていなかった。なんとも嬉しい副産物。

今まで眺めていたものも、興味も幅が広がると、自分の目に飛び込んでくるようになる。見えなかったものが見えてくる。なんだか度数の上がった眼鏡をかけてもらったような気分だ。

自分の知っていることが増える、分かることが増えるというのは、こんなに世界の解像度を上げてみえやすく、そしてキラキラさせてくれるフィルターになるんだな。

さぁて、レシピ本でも読もうかな。