わたしの家。
この前、実家に行った時、ふと「あー、家に帰ったら、〇〇しよう」と思ったことがあった。
そして、気づいた。あれ、いつのまにか私が帰る家が、実家じゃなくて、今住んでいる自分の家になっている。
住み始めた頃は、なんだか借り物みたいな感じがして落ち着かなかったし、新しいの家の匂いがして誰かの家にいるみたいだった。
でも暮らしていくうちに、いつのまにか、ほっとできる、帰りたいと思える、そんな自分の家になっていた。
そう思うと、とても不思議な感じがした。20年以上も住んでいた実家から数ヶ月離れただけなのに、もう今の家に親しみを感じているなんて。
でもそれだけ、この短い時間の間でも、この家で毎日を過ごす中で、ここでの暮らしが当たり前になって、日常に溶け込んできたんだろう。
きっともう、この家が私にとってすごく心地いい空間になっているってことなんだろう。そして、夫と一緒に暮らす楽しくて尊いこの日々が、私の日常となっているんだ。そう思うと、なんだかすごく嬉しい気持ちになった。
きっとずっと、実家で過ごしたよりも、もっともっと長い時間を過ごしていく、私の家。
古くなっても、ずっと心地よくて、帰ってきたいと思える、大好きな家であり続けますように。