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オイリュトミー公演 身体表現とは

昨夜、学校でオイリュトミー公演がありました。
ゲーテアヌムのオイリュトミストで、演目はWegspuren/Pathways。
私たちはどこから来てどこへ行き、次の一歩をどこへ踏み出すのか
というテーマで、シュタイナーのテキストや、シューベルト・オネゲルの音楽等で構成されていました。

私の専門ではないので詳しく説明はできませんが、オイリュトミーの授業でオイリュトミーとは
言葉や音楽が内包するエネルギーを身体で表現するもの
だと聞きました。

オイリュトミーには
音楽とともに動くものと、詩とともに動くものがあり、

舞台芸術としての舞台オイリュトミー
学校教育としての教育オイリュトミー
自己治癒力を高めるための治癒オイリュトミー
職場で行われるソーシャルオイリュトミー
など様々な種類があります。

専門家はオイリュトミーをダンスとは呼ばないと思いますが、
昨日の公演を観ていて、オイリュトミーにしてもダンスにしても
気の流れを感じられるとき、私は心を動かされるのかなと感じました。
逆にそれがないと、どんなに素晴らしいコンセプトが背景にあっても、何も感じないというか…

インドに住んだのをきっかけに、しばらくインド舞踊を習っていました。
舞踊家の中でも、観客に感動を与えるほどのプロ中のプロは
手足をいくら動かしていたとしても、
手足で踊っておらず、上半身はとてもリラックスしていて、その場の空気を動かしている感じがします。
気の流れが良いというのでしょうか。

私のヨガの先生はそれを、
身体が天と地のエネルギーを結ぶ筒になっている状態だと表現します。
情報にあふれ、気が張った状態が多い現代だからこそ、
一日の中で一瞬でも、空になる時間が大事だと感じています。

そんなことを思った週末でした。

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