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花園神社で「おちょこの傘持つ…」を見て来たんだ。


⭐︎初めて唐十郎さんのお芝居を見たのは、もう何年も前でタイトルも覚えていないのですが、猥雑で滑稽ですらあるのに、憎めない人間たちが繰り広げるドタバタ劇に、とても魅了された事を覚えている。

⭐︎今回の上演の情報を知った時に、出演者の豪華さに驚き、本当に実現するのだろうかと疑ったほど。
⭐︎ようやくチケットをゲットして、見に行くことが出来たのは本当に幸運でした!
しかも観に行ったのは、なんと千秋楽の日。

⭐︎まず勘九郎さん演じる傘職人のおちょこが素晴らしい!まるで子どものように純真に見えたり、軽妙でありながら、どこか影があるような無いような。台詞の滑舌の良さや、身体の動きのキレの良さは流石としか言いようがない存在感。
⭐︎寺島しのぶさん演じる女性は、とてもひたむきでありながら、したたかさを秘めた女性。
⭐︎トヨエツの元マネージャー役の碑島は、中年男の色気がダダ漏れ…(すいません!こんな下世話な表現で)ただ惜しむラクは、滑舌がイマイチで台詞が聞き取り辛かったのが😢。
⭐︎風間杜夫さん、六平さんは、一味も二味もクセのある男性なのに憎めない。(このお二人は、唐十郎さんお芝居の定番?のある場面を担ってました!)
⭐︎他の役者さん達も、とにかくエネルギーが凄い。まさに生の舞台の醍醐味を満喫した時間でした。200人の観客と共有した濃密な舞台。テント芝居の面白さ、楽しさを味わいました。

公演ポスター

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