ネット時代の「お菓子研究家」という働き方
昨日、仕事の内容を書き出したり、
ある人と話したりして改めて思ったのは、
時代によって仕事の形って変わるし、変えられるんだなぁということ。
そもそも、「お菓子研究家」って特殊で曖昧な仕事ではあるけれど、
「レシピを考える人」という風にざっくり思って頂ければと思う。
イメージ的に、昔だったら、
「人気のあるお店をやってる」とか
「海外生活が長くて、現地のマダムたちからお菓子を習った」とか
「編集者の奥さんが料理上手で、本を出した」
みたいに、特別な体験をした人だけがなれる(なっていく)職業だったように思う。
でも今の時代、
つまり、ネットの存在が仕事に影響を与える時代においては、
あまりそういう特別な状況は関係ない気がする。
どんな一般人にも門戸が開かれていて、
ネットをどう使うかによっていくらでも有名になれるし、仕事にできる。
現に私は、半年前まで会社員だったのに、
今はレシピ開発の依頼が絶えなくて時間に追われているのだから。
ネットによって世界中のものごとをインプットでき、
自分のスタイルをアウトプットできる。
そのクオリティが高ければ、ネットの中で支持され、
現実世界(書籍、TV、講演会など)にも登場できる。
そんな時代なのだと思う。
ここまでが、(私が思う)、
ネットを使って「お菓子研究家としての肩書」を獲得するまでの話。
※具体的にネットをどうやって使うの?という話はまた別の機会に。
次にお話しするのは、
ネットの存在により、従来のお菓子研究家としての仕事のスタイルも変わる・変えていけるのではないかということ。
10年前くらいのお菓子研究家といえば、レシピ本を出したり、テレビでお菓子作りをしたり、お菓子教室を開いたり。
そしてその内容は、レシピを考えることに特化していたはずで、周りにはスタイリストやカメラマンがいて、数人がチームとなり、ひとつの作品が完成していたはず。
でもネット時代の人は、ネット上に作品を載せる時の魅せ方の重要性を知っていて、スタイリングや写真撮影にも精通してきている。
そしてひとつの作品に何人も介在しないので、世界観にブレがない。
つまり、今までの常識の枠を超えた働き方ができる人々が登場してきていると思うのだ。
例えば私の場合は、レシピ開発の仕事のほとんどが「スタイリング済みの写真と共にレシピを納品」することがほとんどだ。
それらの素材はそのまま企業広告のリーフレットになったり、WEBサイトで公開されたり、雑誌に載ったりする。
編集サイドとしては、経費も納期も短縮できるので便利なのだ。
そして私も、「marimoの世界観」がそのまま世に広まっていくことが好都合だったりする。
名前が出る物に関しては、それを見て次の仕事が来ることもあるので。
そして更に言うと、
ネットを使った新しい稼ぎ方が見つけられる気がしている。
こうしてnoteに文章を書いてみようと思ったのも、そのひとつ。
こうして実験的に色々やってみたいな〜と(^ω^)
本当に、いま、どんなツールでどんな仕事を創り出すかが重要で、
転換期の真っ只中にいるんだな、と思う。
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