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親の会からの卒業

不登校の親の会から卒業していく人がいる。卒業と言っても、子どもが再登校したから卒業するという人ばかりではない。
では、どんなタイミングで親の会から卒業していくのだろう。これは私が不登校をだいぶ受け入れた頃からずっと疑問に思っていたことだった。

①今いる親の会のやり方と合わない。別の方法を探す。(卒業というより乗り換え?)

②子どもなりの居場所を見つけて落ち着くことで親も落ち着いてきて必要がなくなる。

③子どもは落ち着いているが、居場所があるないは関係ない。親にそれを受け止めるだけの心の態勢が出来る。

①は仕方ないとして…。
まず、最初の頃は、自分の苦しみから何とか逃れる為に②で卒業になりたかった。その時、③の卒業に関しては、よく理解できず。それって解決してるの?と思ったし、自分の理解を超えていた。
でも、だんだんと不登校は長期戦だという意味も、学校に行くのは人生の目的ではないということも本当の意味で理解してくると、③の卒業の意味も腑に落ちる。

私が一緒に不登校を学び、一歩先を行っていた親達は皆、③の状態で卒業して行った。別れは寂しいけれど、それは言葉通りの「卒業」。
今まで頑張ったよねー。すごいなぁ、そんな風になりたいな。と思うような去り方をみんなしていく。

②で卒業するのは理想だと思う。もう2度と同じようになることはないかもしれないし、また同じになるかもしれない。そうなった時の不安と隣合わせだけど、それすらも分からない事だ。

③で卒業したら、どんな未来になっていっても大丈夫な自分を手に入れてるような気がする。子どもの人生とずっと共に歩く、不確定な事も楽しんで、そんな自分になりたいなと今は思う。

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