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おならと成長

だいぶ前になるが、出産祝いに遊びに来てくれた友人が、ソファベッドに寝かされている乳児の息子が手足をバタつかせながら勢いでプッとおならをした時に、「赤ちゃんのおなら大好き〜」と喜んでいて、確かに赤ちゃんのおならは純然たる生理現象、生きてますって感じで良かったなぁと懐かしく思い出した。赤ちゃんといえどわりと圧高めのブーッていうのをするときもあって、おたくもやりますねぇなんて思ったりもする。

今、2歳の息子は、おならをすると「おならでたねぇ」と嬉しそうに言うようになった。先日、父親と湯舟に浸かり、おもちゃをいじりながらおならをしたようで、「あったかいね〜きもちいいね〜きもちよくておなら、でたね〜(息子)」「ほんとだね〜(父親)」と笑い合っている声が脱衣所に聞こえてきて、なんとも微笑ましかった。

まだ、おならは臭くていやなもの、とか、恥ずかしいから隠すもの、という意識はないものの、乳児期の純然たる生理現象とも違って本人の自覚があり、おならが出たことをコミュニケーションとして可笑しがるほどに、いつのまにか認知の成長を遂げている段階の。湯舟から立ちあがる2歳児のおならくらい、淡くてすぐに消えてしまいそうなこの時を、ほんの少しでも心に留めておきたくて書いておく。


✴︎写真は、赤ちゃんのおなら大好き発言をした友人母子がまた遊びに来てくれて、一緒に食べたチーズたち。カマンベールのような形のほうは、甘夏のクラッシュピールがちりばめられたちょっと珍しいタイプのラクトチーズ。チーズ部分はまったくクセがなくミルク感が濃厚で、ほんのりヨーグルトのような風味。爽やかな甘夏の香りと相まって品のよいデザートみたいだった。熊本の益城で作られていて、ジャパンチーズアワード2018Silver受賞のラベルが貼ってあった。手前のスライスしたチーズは、北海道おこっぺ農場のスモークで、これはしっかりコクがありお酒のおともに最高。何度もリピートしてる。

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