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marilouと「マリールゥのパンケーキミックス」について書いた記事をまとめます。
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記事一覧

フードオアシスあつみに行ってきた話。

皆さんは愛知県の渥美半島を中心に店舗展開をしている、フードオアシスあつみはご存知でしょうか。実はコロナ禍の頃に「マリールゥのパンケーキミックス」を問屋経由で納品していたことがあり、お話をいただいた当時にググって「ここはなかなか面白そうなスーパーだなぁ」くらいの知識しかなかったのですが…しかし今年の自然栽培新潟研究会の総会の時に渡会一仁社長がゲストスピーカーとしてお話をしてくださり、その凄まじいほどに面白い取り組みを夢中になって聞いて、打ち上げの席で酒の勢いもあり「また取引させ

映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』を見た

今年からスローフード三浦半島という団体に所属することにした。まぁざっくりとスローフードの近似のマクロビオティックからスタートした僕の飲食キャリアだけど、大学卒業の頃からグリーンツーリズムやスローフードに関心があったのを思い出した。25年ぐらい前なので、意識高い系の走りですね。笑 映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』の主役…というと「主役はファーマーズ」と言われそうなので、メインテーマ?であるアリス・ウォータース氏のことを知ったのは僕が結婚し

Neighbors Food Marketに出展しました

何やら前回の告知投稿、博報堂内部で回覧されたらしく、当日はあちこちからそんな話を聞いて滝のような汗でした。 さて、それはさておきNeighbors Food Marketが無事に終了しました。ててて商談会と同時開催ということでとてもたくさんの方に来ていただきました。印象的にはやはり雑貨系のバイヤーの方が多かった印象でした。この辺は回数を重ねていくと、食品関係の皆様にも周知されて大手スーパーのバイヤーさんとかも来るようになるのかな…ならないのかな。他に重なっている展示会の兼ね

【閑話休題】かもめ児童合唱団のライブのお知らせ

日比谷公園にて開催される日比谷音楽祭2日目の6月9日(日)、娘の所属する「かもめ児童合唱団」のライブがあります。 かもめ児童合唱団を知ったのはちょうど10年前、坂本慎太郎の「あなたもロボットになれる」という超シニカルな名曲を子どもたちに歌わせたシングル。 そしてその後に「インターネットブルース」を聞いて、世の中には、というか三崎にはなんて狂った児童合唱団があるのだ…と衝撃を受けました。 10年後、まさか娘が狂った合唱団の団員になるとは夢にも思っていませんでした。 マニア

Neighbors Food Marketに出店します

待望の食のスモールビジネスの展示会「Neighbors Food Market」に出展します!! noteではちょっと裏話的なことを書こうと思います。 ずっと展示会に出たい、と思いながらも食品向けの展示会はほとんどが大きなものばかりで、会場もビッグサイトや幕張メッセ。出展するにも、商工会議所などの補助が出る場合もありますが、それでも出展料もすごい金額です。もし頑張って出店しても大企業に埋もれてしまうだろうし、そもそも私たちを必要としてくれている方もそんなに多くいないでしょう

PANCAKE AS A MEDIA.

この言葉を思いつくに至った元は、前回紹介したメタ・バラッツ氏のnoteなのだが、ずっと前から「パンケーキミックスは媒体(媒介)である」ということをずっと考えていた。 パンケーキだけでも十分美味しいし、「マリールゥのパンケーキミックス」はそれだけでも世界観は成立していると思う。しかしそこに添えるメープルシロップもバターも、プレートもカトラリーも、コーヒーも紅茶も、吟味したいし楽しみたい。そしてそれぞれの世界の楽しさをパンケーキミックスを通じて、伝えられる媒介になりたいと考えて

スパイスとパンケーキ

アナンといえば泣く子も黙る日本スパイス界の重鎮。当然ながら我が家ではカレースパイスといえばアナンのN21B(最近は娘のカレー嫌いが発覚してご無沙汰…悲しい…)。marilouがカフェをやっていた頃は、カレー風味にする時はN21B一択!というくらいアナンにはお世話になっていた。 ボンバイアにカレーを食べにいった時、実はアナン3代目のバラッツさんが「マリールゥのパンケーキミックス」のファンで、出張先などで見かけるとよく買ってくださっていると聞いた時はそれはもう大興奮だった。バラ

三崎へ

noteは随分と放置しておりました。 8月末に神奈川県三浦市三崎へ移住することになりました。 いつ公開したらいいのだろうと悩んでいたら、やっぱりギリギリの発表になってしまいました。 移住に至った経緯の詳細は8月4日からスタートしたクラウドファンディングにライティングしたので、そちらをご覧ださい(そしてAll or Nothingなのでぜひともご支援をお願いいたします)。 https://readyfor.jp/projects/marilou 実は三崎は今年の1月まで行

パンケーキを美味しく焼くためのキホンの「キ」。

私が焼いたパンケーキをお客様に食べていただくと「自分が焼くのと全然違う!」「ふわふわでびっくりした!」など好意的なご意見をいただきます。 そりゃカフェをやっていた時は1日30枚以上、イベント時では最大200枚もパンケーキを焼いているのですから上手に焼けるようになるのは当たり前っちゃ当たり前です。笑 お客様に「どうやったらそんな風に焼けるのか?」と問われて、改めて自分がどう焼いているか、道具と豆乳と油をどう選んでいるか、など以前にInstagramやブログに掲載していたものを再

2018年June Taylor Companyへ行った話

2018年9月に訪問した、バークレーにあるJune Taylor Companyの訪問記です。 通訳を介しての質問と回答をメモしたものを、記憶が鮮明なうちに脳内補完しつつ、帰りの機内で原稿に起こしたもので、marilouのブログに掲載したものを転載しました。 会話仕立てに仕上げてありますが、そのままではないことをご了承ください。 2020年7月にJune Taylorがお店を閉めると発表がありました。英文のインタビューがこちらにありますのでよかったらご覧ください。 私がその

マリールゥのパンケーキミックスのベースにあるもの。

marilouはカフェからスタートしています。 2001年12月にオープンし、当時はオーナーである英美子が一人で切り盛りしていました。 開店当初は「世界の家庭料理」がテーマで、まだカフェが少なかった新潟では感度の高い女子たちがたくさん集まっていたそうです(思い返しても本当にとんがって面白い人たちが集まるお店でした)。 2005年にマクロビオティックを知った英美子は、その素材を活かしたシンプルな調理法と味わいに惹かれ、お店のメニューを玄米菜食のものに大きく転換して行きます。

マリールゥのパンケーキミックスの始まり。

今から10年ちょっと前に「にいがた空艸舎(にいがたくうそうしゃ)」と言うイベントがありました。 カメガイアートデザインの亀貝太治さんのお声がけで、F/styleのふたり、現finch designの石丸英宜さん、のみの音楽舎の藤井夫妻、そしてmarilouのふたりで企画を始めて、たくさんの新潟の仲間たちの協力を得て都合3回開催しました。 この「にいがた空艸舎」自体が、今の新潟のローカルシーンを語る上でとても重要な役割を果たしているのですが、その話はとても長くなるのでまたい