電化製品の手放し
古いノートパソコンを二束三文で売った。
かれこれ10年以上も前に使っていたもだが、なぜか2台もあり、どちらもかろうじて動いていたため、長らく処分できずにいたのだ。
現在使用中のiPad Proに不測の事態が生じた際には燦然と輝きながら救世主の若く古きWindowsノートパソコンが活躍するのではないかと思い込んでいたことと、なぜか昔大量に持っていたCDを処分する際にデータ化したそのデータをノートパソコン内に保管していたからだ。
ゴニョゴニョと自分に言い訳をしながら2台も持ち続け、押し入れの中で見かける度にどうしたものかと思い、CDのデータを一括してiPodに移し替えてから処分しようかな、じゃあiPod買わなくちゃ、どれがいいのかしら、ウンタラカンタラ、面倒くさい。時間経過。以下ループ、となっていた。
人生二度目の大断捨離ブームにつき(一度目は結婚するにあたり実家を脱出時に身軽にするために夜逃げのように断捨離した時)、他にも様々なものを処分してきたが、そこで勢いが付いたお陰でようやくノートパソコンも処分に至った。
しかし古くて現在は使っていないとはいえ、ノートパソコン。様々な個人情報が満載である。ついでにずっと引っかかっていた大量のCDデータはどうするのか。
まずはCDのデータの中で現在iPhoneには移していないものでどうしても必要なものがあるかを確認。すると、無いのである。別にどうでもいいなと即決できてしまった。なんだこんなことなら、もっと早くに確認すれば良かった。まあ物事なんでも、所詮そんなことである。
次にデータの消去。あれこれ調べて一括で消去する方法もあるようだったがなかなかうまくいかず、急がば回れでひとつ一つに抹消作業を施すことに。
遅い。とにかく遅い。パソコンが遅い。
昔はこれが普通だったんだよなあ、と感慨深く思う。
半日かけて作業を終えて、中古ショップに持ち込んでみれば、買取価格は1台100円。
つくづく、もっと早く手放せば良かったんだよと反省した。
家電系の手放しで言えば、美容系家電など肌に直接触れるものは、使用していると中古店では買い取ってもらえない場合がほとんどだ。これらは行政の家電リサイクルコーナーに持ち込む。いつの日かの金メダルになるかもしれないし、新しいパーツに生まれ変わって世の役に立つかもしれない。
なぜか大量にあった延長コードの類も、厳選してから残りを家電リサイクルコーナーに持ち込む。電池や電気で動くものやそのパーツならば受け入れてくれるので、ただゴミに出すよりも、多少は良いような錯覚をさせてくれるため、処分が捗る。
さらに勢い付いて、昔のコンパクトカメラや水中用ハウジング、カメラ用の小さな三脚等の周辺機器も一気に買取してもらい、なんだかんだでお札として手元に戻ってきた。
別の意味でもっと早く売れば良かったと思った帰り道だった。
教訓。しばらく使っていない電化製品は即刻処分せよ。
使っていた家電でも人生に不要と思うならば勇気を持って処分せよ。
我が家はテレビと電子レンジの無い生活、今年で7年目だけれども全く不自由ないですよ。
PC捨てもカメラ捨てもオススメだがテレビ捨ては頭ひとつ抜けてオススメ度強。
あれはね、いらないね。本当に。