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コンセプトをみつける旅 ー(5)

前回のつづき。

ついに、ファミ旅コンセプトが誕生した。
3日間9時間、想いを込めて。
じっくり、熱く、真剣に向き合って話し合った。

コンセプトワーク3日目は、前回までのワークを振り返って、今どんな気持ちか。
をそれぞれが話す、聞く時間を最初に作った。
見えてきそうになっているコンセプトに対して、どんなことでもいいのでみんなが感じていることを聞きたかった。
実際のワーク中に置いてけぼりにしてしまった自分の気持ち・言葉はなかったか、コンセプトがもう少しで完成しそうだからこそ、一度立ち止まって聞いておきたかった。
今出てきているワードに違和感を持つメンバーは、どうしてそれに違和感を感じるのか、言語化に難しいようなことも一生懸命に伝えてくれたし、それを聞いてまたみんなの見えてくる世界が少しづつ変わっていった。
コンセプトには一人ひとりの気持ち、思いを乗せることが大切だと思っていた。誰かの小さな違和感から生まれる新しい発見がある。飲み込んだ言葉にこそ、言いづらいことにこそ、何か大事なことが隠されている。と思う。それを温かく聞き合えるチームでいたい。

3回目のワーク中は今でてきている言葉を、自分たちの納得するまで、作りたい世界が現実的に見えてくるようになるまで、言葉を探して行った。
一度作ってみては、しっくり来なくて、考え直し、その繰り返しをすることで、自分たちの中でのファミ旅の解像度がどんどん上がっていった。そしてみんなに見えているファミ旅がどんどん一つになっていっていく感覚。

一つ一つのシーンをリアルに想像できる具体的なことばをたくさん並べてくれて、どの言葉にも嘘がなくて、言いたいことを全て伝えてくれることで、みんなの伝えるということへのハードルを下げ、話しやすい空気感を出してくれたメンバー。
事業者側の視点で考えてくれて、裏ではみんなが考えやすいように環境を整えてくれたり、みんなの意見を否定することなく自信をつけてくれたメンバー。
構造的に視覚的にわかりやすく見せてくれることでみんなの見つめる先を一つにしてくれて、高ぶっていく熱量もそのままに伝えてくれたことで、みんなの気持ちをどんどん引き上げてくれたメンバー。
今まで出てきたみんなの気持ち・想いをすくい取り、芯があって、それでいてちゃんとあったかい体温を感じる言葉を作ってくれて、みんなを安堵感に導いてくれたメンバー。

この5人だからこそできたコンセプトが生み出された。どの一人も欠けていてはできなかった、5人みんなが必要だっだ。
言葉が生み出された瞬間、モヤが晴れて、安堵感に包まれた。あたたかい。
それから30分くらいみんなでウィニングランの余韻に浸って楽しんだ。その達成感と安心感に包まれたみんなの顔を見ていると、幸せな気持ちでいっぱいになった。

誕生したファミ旅のコンセプトについては、またあらためて丁寧に書きたいと思います。
今回はコンセプトが完成したご報告と、メンバーみんなへの感謝の気持ちを。

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