「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」のすゝめ(感想+布教)

まりこつです。
こういうnoteを書くような人間ではなかった気がするんですが、あまりにもハマってしまったため書きます。
※別に委託されてるとかではなくて、完全に趣味で書いてます。怒られたら消します。
【01/24 22:56追記】
感想成分があんまりなかったので、後日追記予定。ネタバレ含もうと思ってるので、それまでに読んでくれると良いなー…という気持ちです
早ければ明日、遅くて金曜ぐらいを目途に追記します
【01/26 00:25追記】
ネタバレを極力抑えた人物紹介を追記しました

【はじめに】

「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」という作品は、カクヨム(リンク)で連載中の、ラブコメ系のライトノベルです。
※基本毎日更新だが、執筆現在、2022/01/20分から連載停止中。短期である旨は書かれているものの、それ以前の休載の傾向的に一か月ぐらいは仕方ない雰囲気あり。でも早く続きが読みたい…
書籍版(amazonリンク)もあります。(つい最近出た。2巻を早く読みたい)
タイトルがわりとふわっとしてる系なので、簡単に概要を説明すると、
「よくいるコミュ障陰キャ男子が、同じ趣味を持つという女子に声をかけられて、なんやかんやで仲良くなりつつ、お互いの問題を解決し合う」といったところ。
ラブコメとは銘打ってるけど、どっちかって言うとドラマっぽい感じもある。明らかにフィクションだな~~~と思う部分もあれば、妙に生々しさが出てくるというか、リアルでもありそうなシチュエーションが描かれることもある感じ。
で、主人公とかヒロインがドラマ的展開を通してモリモリ成長していく、その様子を眺める物語。
ここまでで気になったら、とりあえずカクヨム版で良いので、冒頭5~10話ぐらいを読んでみるとわかるかもしれない。20話ぐらい読まないとわからないかも。

ちなみに、このnoteの筆者(以下筆者)は、Twitter広告で書籍版を知り、そちらを買ってからカクヨム版に逆輸入された人間であることを書いておきます。最初からカクヨム版を読んでる方とは意見が違う可能性があるのでご了承を。

【主要人物紹介】

紹介してる人物以外の他の人物の名前は名字呼び捨てで記載してます
※大きなネタバレにならない範囲にとどめてるので、3割も網羅してない。書いてるプロフィールは物語開始時点のもの

・前原真樹(まえはらまき)
主人公。割とよくいるコミュ障陰キャ男子って感じの人間だけど、よっぽど拗らせてたのか物語開始時点まで友達と呼べる存在がいなかったらしい。
物語序盤のコミュ障っぷりはヤバい…
ご多分に漏れず、母親・朝凪その他友人と会話するときはまあちゃんと喋れるタイプのコミュ障。反抗期が来ないやつ。
もともと、この作品の登場人物は、思春期って感じの著しい成長を見せるのが多いけど、元がひどいからか一番成長度合いが高い。成長を楽しむ物語なので楽しもう!
・朝凪海(あさなぎうみ)
ヒロイン。クラスで2番目に可愛いとかいうまあまあ失礼な称号を頂戴してしまった悲しみの人。
前原に「同志」を感じて声をかけて、友達付き合い?を吹っ掛けた張本人でもある。
小中高一貫な学校から、高校進学を機に進路変更してきたとあって、元居た学校にはよくない思い出が残っているらしいが、基本的には「場の人物・状況に応じて、適切な立ち位置を演じる」人。八方美人とは違って、あくまで友達・親友のために行動してる。
ちなみに、成績が良くて、運動もできるらしい。先述したコミュニケーションスキルからも分かるように、地頭がそもそも良いタイプ。
前原並みに人間的成長があるキャラなので、合わせて見てあげよう。
・天海夕(あまみゆう)
サブヒロイン?枠。クラスで1番目に可愛いという称号を得た人。
もともと、朝凪の通ってた学校で進学する予定が、朝凪が進路変更するというからついてきたとかいう朝凪大好き人間。小学校時代からの親友らしい。
クラスで1番目に可愛いといわれるだけあって、容姿はすごいし、可愛いらしい。朝凪もそうだけど、よくいろんな男子に告られては振るを繰り返してるらしい。これが恋愛カースト上位か…
便宜上サブヒロインとは書いたけど、別に前原に好意を寄せてるわけではなかったり。そもそも、朝凪の親友ではあるけど前原とは友達ですらないわけで…ただ、朝凪のエピソードの上で重要なのは間違いなし。
・新田新奈(にったにな)
サブキャラその1。The・クラスによく(一人は)いる女子って感じの性格をしてる。貧乳らしい
朝凪・天海の両名とは普通の友達って感じの距離感。
性格上、ストレスを感じる人はいるかもしれないけど、我慢して読もう。
・関望(せきのぞむ)
サブキャラその2。序盤ではあんまり絡んでこないけど、2章以降絡みが増えてくる。野球部の陽キャタイプの男だけど、ピュアさも持ってる人。ちなみに野球ではエース格のピッチャーらしい。目指せ甲子園。
絡み始めは好きになれないかもしれないけど、徐々に好きになれる系の人です。

【ここが良い!】

この作品の一番良いところは、【はじめに】で書いた部分から抜粋すると、

妙に生々しさが出てくるというか、リアルでもありそうなシチュエーションが描かれる

ってところだと思う。明らかフィクションじゃねえと起きねえだろっていう展開だけじゃなくて、実際に学校その他でありそうないざこざを、解像度高く作品中に描写してる感じがある。
具体例としては、49話52話ぐらいのくだりとか、あるいは77話+83話ラスト~86話+89話~92話+94話あたりか。(途中飛ばしてるのは、直接関係ないエピソード(主にいちゃいちゃ)が挟まってるから。気になるなら飛ばしてるとこ含めて読んでも良いけど、だったら最初っから読んでほしい気持ちもある。)
全部が全部ノンフィクションであり得る展開ってわけじゃなくて、虚実織り交ざった感じなのが緩急あって良い。
で、この手のリアリティあるイベントを通して、主人公やヒロインといった登場キャラが人間的に成長していく様が見れるから、その後のラブコメ的展開に深みが出てくる感じ。
むしろ、単にいちゃついてるだけなシーンは意図的に飛ばされてる感じすらある。何かしらの進展・成長を起こすようなシーンしか描写されていない気がする。(これも、ネタバレになるため参考になる話数だけを書いておくと、顕著なのは105話107話の差。ありきたりなラブコメなら、メインストーリーの中で描写したそうな期間を意図的に飛ばしている)
特に、作中で発生する、リアリティの高いシチュエーションに近い、あるいはまったく同じようなシチュエーションに実際に遭遇したことある人間だと、かなりの共感性が得られる気がする。実際、筆者も結構食らってる。そうでなくても、ある程度真っ当に生きてれば、「あ~こんなのもある(起こりうる)よね」ぐらいの、最低限の共感ができるシチュエーションがままある。

【おすすめの読み方】

一番良いのはやっぱり1話から通しで読んでもらうことだったりする。
ただ、実際には書籍版が存在してたり、カクヨム版の最初の数話は正直イマイチなところも多いため、ちょっと工夫したほうが良いかも。(あんまり読まないからたまたまかもしれないけど、Web小説の序盤って、なんか導入としてしっくりこないの多いよね。そこを我慢して読むといきなり深みが出てきたりするからすごいけど)
おすすめなのは、「最初に書籍版を読んでから」「カクヨム版の64話から読む」こと。というのも、書籍版に収録されてるのが、カクヨム版の1~63話(1章)のエピソードのため。もちろん、書籍向けにある程度改変されてるけど、大筋は同じだから違和感なく読めるはずってのと、実際に読んだ感想として、書籍版のがエピソードの作りとして違和感ない感じ。
んで、カクヨム版を読んでく中で気になったら1話から読んでみるのが良いかなと思う。実際、カクヨム版の1章で名前が出てるキャラの中で、一人だけ書籍版だとカットされてるキャラが居て、カクヨム版だと64話以降のどこかを境にメインに絡んでくるようになるから、そいつが出てきたら読み返してみると良いかも。最も、知らなくてもたいして違和感なく読める作りになってるから、あんまり気にならないかもしれないけど。

ちなみに、筆者も、書籍版を読んでから64話以降を読んで、最新話まで読んだ後に1話から読んだ。序盤数話の展開は特に大きく書籍版では再編されてて、カクヨム版を読んだら全然違っててちょっと困惑した記憶。

【おわりに】

この作品の魅力、伝わったでしょうか。伝わったならぜひ、そうでなくてもぜひ一度読んでみてください。ハマる人にはハマります。筆者はすでに数日沼に漬かっていて、早くも更新待ちのゾンビと化しつつあります。
感想も書いといたほうが良いのかもしれないですが、ネタバレを大きく含みそうなので、いったんこの記事はこれで終わりとさせていただいて。やっぱり一度読んでいただきたいので。
ただやっぱり、感想も書きたいので、後で書くかも。
→書きます。つづく

【感想(ネタバレあり)】

※後日(01/25~01/28の間を予定)追記予定。

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