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【インフューズドオイル】お肌の荒れやかさつきのための抽出油を自宅でクラフトする方法

前回の記事では、ハーブをアルコールに浸けてハーブの水溶性成分と脂溶性成分を抽出するハーブチンキをご紹介しましたが、今回はオイルでハーブの脂溶性成分を抽出するインフューズドオイルの作り方をご紹介したいと思います。

こちらが前回の記事です。

前述しましたが、インフューズドオイルでは、ハーブの中の脂溶性成分を抽出することができます。脂溶性成分とは、ビタミンA・D・E・Kと精油成分のことをさします。

インフューズドオイルの材料と分量

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準備する材料は、保存容器、植物オイル150ml、ドライハーブ7gです。今回は、植物オイルはホホバオイルを。ドライハーブはジャーマンカモミールを準備しました。

ジャーマンカモミールのドライハーブは、今回もカリス成城さんのオーガニックハーブを使用しました。

今回はカフェ・ド・サボンさんのホホバオイルを使用させていただきました。カフェ・ド・サボンさんが販売されているホホバオイルには精製と未精製の商品があります。未精製の方が、生成していない分、美容成分的が多いのですが、肌が弱い方には少し刺激が強いかもしれません。精製の方が、安心して利用できるので、私は日常的には精製ホホバオイルを使用しています。私も肌、敏感なんですよね。

抽出オイルにホホバオイルを選んだ理由は、肌に浸透しやすく、酸化しにくいからです。また、赤ちゃんから使えるところもおすすめポイントです。

ジャーマンカモミールの効果効能

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ジャーマンカモミールは、炎症を和らげて、肌をなめらかにする抗炎症作用、鎮静作用、殺菌作用、抗アレルギー作用を持っています。また、ストレスや不安を和らげる効果もあります。

ジャーマンカモミールの栽培と使用上の注意

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私自身、とっても好きなハーブで、よくハーブティーにも利用しています。なかなか栽培のコツがつかめずに、2年連続で少ししか採取できませんでした。ほとんど夏の暑さで枯らしてしまったんです。まあ、ジャーマンカモミールは、一年草なんで必ず枯れるんですけどね(笑)ちなみに、採取した少量の花はハーブチンキにしました。

鹿児島のような温暖な地域での栽培のコツは、暑さが和らいだ秋口に種を撒いて苗を育て、寒さが厳しくなる前に植え付けることです。もともと耐寒性は強い植物ですので、ある程度のサイズになっていれば難なく冬を越します。冬の間でも少しずつ成長している感じですね。

以前は、春に種を撒いて花を育て採取しようと考えていたんですが、株が充実する前に暑くなり、株が弱って採取できないという感じでした。

ジャーマンカモミールは花のみを採取し、そのままハーブティーとして飲んだり、乾燥させてインフューズドオイルやハーブチンキに利用したりします。

ここで注意していただきたいのは、ジャーマンカモミール自体はキク科に属するため、キク科アレルギーをお持ちの方は、使用できませんので注意が必要です。

インフューズドオイル作りの手順

それでは、クラフト作りをスタートしましょう。

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保存容器に、ドライハーブと植物オイルを入れていきます。保存容器はあらかじめ煮沸消毒しておいてください。また、今回小さめの瓶を選んだ理由は、オイルが空気に触れると酸化しやすいためです。ですので、インフューズドオイルを作る際は、瓶いっぱい作るようにしてください。そうすると空気に触れる面積が小さくなり保存しやすくなります。

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ジャーマンカモミールのドライハーブを瓶に入れます。

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ジャーマンカモミールを入れた瓶に、ホホバオイルを注ぎ入れます。

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オイルとドライハーブの分量の目安ですが、瓶に入れたドライハーブの5分目から8分目までが、オイルで浸かるようにしてください。

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日があたらない場所で保管し、1日1回攪拌してください。必ず日付ラベルを忘れないように。

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2週間漬け込んでください。

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ハーブを漉して、保存用の容器に移したら完成です。

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オイルを使用しているため、冷蔵保存してしまうと固まってしまいます。ですので、日のあたらない場所で保存して、3か月以内に使い切るようにしてください。

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完成で~す。インフューズドオイルも化粧品のクラフトづくりには欠かせない素材です。ぜひチャレンジしてみてください。


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