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「ことばの焚き火」を開催して思うこと

対話を通じて自分自身の「新たな可能性を見出す」プログラム「小布施インキュベーションキャンプ(OIC)」の大切な仲間であり、また対話的に仲間と作った本「ことばの焚き火」の著者の一人でもある野底稔(みの)と共に、6月4日にハルバル材木座さんで開催したワークショップ【ことばの焚き火〜わたしとつながる。あなたとつながる。】
そのワークショップ開催から約20日が経過した昨日、都内のカフェでゆるりと二人で振り返りをしてみました。



コーヒーフロートと「ことばの焚き火」@やなか珈琲店

人生って”瓢箪から駒”みたいなもの

本当に人生って意外なところから意外な物がうっかり出てきたりして本当になんとも面白く、なんだか自分の範疇を越えるような大きな力というか?!流れというか?!そんなこの世界のカラクリに思わず「すげーな!」ってなることがありますよね。

”瓢箪から駒にみたいなものがさぁ、人生って正直そういうもんみたいなのがあるじゃない?”

みのの言葉

これは振り返りの対話をはじめて冒頭に、野底稔(みの)から出た言葉。
もうまさにそうで、まさかこのワークショップを2人で企画するまでは、会場となったハルバル材木座さんのハの字も知らなかった訳なのですが、そんなハルバル材木座さんで自分がまさか8月から「月曜日のマリーと」という場を持つことになるなど、当初全く想定もしていなかった訳で。。。。
本当に人生はすごいカラクリになっているモノです。
そして、それは対話も一緒じゃないかと思うんですよね。ホールドとして場を持つ時にある程度、場に対しての意図は持つものの、意図通りに行くことはなくて、むしろ流れに身を任せて、そして意図していたものとは全然違うものが自然と湧き上がってきて結果すごい流れだったなぁ・・みたいな。
今回もジョアンナメイシーさんの「つながりを取り戻すワーク」と「ことばの焚き火」を真ん中に置いた対話をセットにしたものを私たちは意図していたのですが、結果はほぼワークメインという流れになった訳でして。。。だからと言って「ことばの焚き火」が全く存在していなかったか?というとそれは否で。。。。

「ことばの焚き火」という存在感

正直、最近わたしはなぜか対話会という言葉が自分の中でしっくりきていなくて、対話、対話ってなんぞや?そもそも対話ってなんやねん?というのが私の中に実はありまして。。。なんか「対話会を開催するよ」と言ってみんなを誘うより、「”ことばの焚き火”の場を持ちます」と言ってお誘いする方が”自分の中のエネルギーが通る”というかしっくり来たりしています。
それは、対話では言葉をまるで薪をくべるようにみんなに置いてほしい!というこの表現がなんか対話をするにあたって、本当に自分の中にスーッと入ってきたという体感覚のようなものに通じているんだと自分なりに思っているのですが。。。。
振り返ると今回のワークショップはつながりを取り戻すワークがメインに結果なって、全体での対話の時間はあまり持てませんでした。だけど確かにがっちり対話会の時間はなかったかもしれないのだけれど、自分のいま感じている内側から湧き上がってきた言葉をまるで薪をくべるように置くというような、そんな感覚は参加されたみなさんに持ち帰ってもらえた気が私はしています。それぞれがお互いの言葉をワークで出している間も、また机に置かれていた「ことばの焚き火」その本そのものからも、きっとそんな感覚(エネルギー)を感じてもらえたのではないかな・・と「いま」振り返って思っています。

私の癖:場に対してのコントロールとか焦りとか

今回場を持つことで改めて感じたこととして、場を持つと出てくる自分の癖!これを感じながら場を持てたことはすごく良かったです。私は完璧にこなしたい、コントロールしたいというのが強くやっぱり出てくるし・・そういう自分を改めて知る機会を得ているなぁという視点に立てたことが自分的に成長したなぁと思っています。
タイムスケジュール的なものとか場をコントロールしたがる癖とか、想定外のことが起こったり(例えば時間内に参加者が集まらないとか)すると自分の中に焦りが途端に出て「いまここ」に入れなくなる癖とか、「対話」の意識が散漫になる癖とか・・・色々場を持つことで揺さぶられる自分を発見しつつ、またその自分を感じて手放そうとチャレンジしていた自分を今回感じれたことは本当に喜びだったなぁと思っています。
場を握りながら少し余白を意識していく、余白を持てるようにしようと意識してチャレンジしていくそんな自分を愛おしく思っているし、私は改めてこれから持つ場に対しても「余白」を大切にしていきたいなぁと思うきっかけにもなったなぁといま振り返って思っています。


共に過ごしてくれみんな!ありがとう!

余白と共に

今回の振り返り会のチェックアウトでみのはこう言いました。

やっぱなんか、やりたいなって思うことはやれば良いんだなって。すごく感じたってところかな。

みののチェックアウトより

結論とか正解なんか対話でも人生でも求めなくて良い!どこに辿り着くかなんてわからなくても自分の中から湧き出るものはみんな出せば良いし、出して欲しい。そしてやりたいと思うことは私も素直にやっていきたいし、みんなにもやってほしい。そういうことをど真ん中に置いてこれから私は「月曜日のマリーと」で色々実験していきたいと思っています。
私にとって大事な「余白」と共に、そして振り子のように行ったり来たりしながらうっかりどんな物語が始まるのか、めちゃくちゃ楽しみになってきたそんな振り返りを終えたマリーでした。

やりたいなって思ったことはやれば良い。


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