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2016年の予備選でのテッド・クルーズとトランプ

樺島万里子＠海外ニュース翻訳情報局

テッド・クルーズにはホントがっかり。
2016年のアイオワ州でトランプに勝利した時、トランプから投票を盗んだと非難され、Sexスキャンダル、DSと名指しされるなどトランプのネガティグキャンペーンの被害者なのに、結局トランプのこの同じやり方に乗ってしまいました。
この時も選挙のやり直しをトランプは主張したんですよね。全く一緒です。
それで、当時の様子を振り返ってみました。

2016年のトランプがクルーズの不正を疑ったツイート

この時のトランプのツイートはこのとおり。

アイオワ州議会でテッド・クルーズ上院議員が行った不正行為に基づき、新たな選挙を行うか、クルーズの結果を無効にするかのどちらかである。
テッド・クルーズはアイオワ州で勝てなかった。彼は票を盗んだ。それがすべての世論調査が間違っていた理由であり、彼が予想よりはるかに多くの票を得た理由だ。最悪!
アイオワ州は、テッド・クルーズが不正行為をしたという理由で、最新の選挙から失格とすべきだ。

ご覧ください。今と同じです。
さらにボストン・ヘラルド・ラジオとのインタビュー次のように語っています。

トランプ氏は「おそらく」結果をめぐって訴訟を起こすだろうと述べ、自分の勝利を予測した世論調査が当たらなかったのはこのためだと考えていることを明らかにした。

「考えてみれば完全な有権者の不正行為であり、彼は多くの票を拾っていたし、それが原因で世論調査が大きく間違っていた 」とトランプ氏は語った。「なぜ投票が間違っているのか理解できなかった」
また、アイオワ州では他にも不正行為があったと指摘し、政府から送られたと思われる、紛らわしいメールを配信したとして、クルーズ氏の選挙キャンペーンを非難した。「選挙違反」というラベルが貼られ、州務長官が住民登録と有権者の履歴に基づいて格付けし、投票しなければ 「F」 を受け取ると住民に警告した。
アイオワ州の州務長官は、郵便局が同長官の職務とアイオワ州の選挙法の役割を誤って伝えていたと述べている。影響があるかどうかは不明だ。

トランプは選挙で敗北すれば、不正選挙を訴えるというやり方は、今とほとんど変わりません。

さらに、テッド・クルーズはトランプ陣営からさまざまなネガティブキャンペーンの被害にあっています。

相手が民主党でなくても、中国の介入がなくてもです。

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テッド・クルーズの2016年での評価

しかし、今のクルーズの動きについても、もともとクルーズもトランプと似たりよったりの極端な人なので、驚くことではないかもしれません。
当時の予備選については、どこのメディアも「主流派の最悪の悪夢」というニュアンスでした。

Comedy Central’s Daily Showでは、トランプとクルーズのどちらを選ぶかは、血栓か骨肉腫のどちらを選ぶかという比較だと評していました。

当時、サウスカロライナ州上院議員で元共和党候補のリンゼー・グラハムは、混沌とした候補を阻止するために必死の努力でクルーズを支持することを決定しましたが、彼でさえ、その決定を銃殺隊による中毒か銃殺のどちらかを選択することだと比較しました。

the Converationは、当時次のように書いています。

クルーズ氏は、米国の近代的な大統領選において、筋金いりの史上最高の極右候補である。多くの基準から見て、彼は予測不可能で、真実を回避し、人種をネタにする俗物のドナルド・トランプよりもはるかに恐ろしい候補者だ。昨年の選挙運動のイベントで、彼は三歳の少女に「あなたの世界は燃えている!」と話し、「消防士」というニックネームを得た。これは彼の終末論的な見解とイデオロギー的な放火癖の両方を考慮するとぴったりの名前である。

こういう人なんですよ。

H/T

https://theconversation.com/ted-cruz-not-donald-trump-is-the-scariest-candidate-standing-56529

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