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「(仮称) 北海道八雲町風力発電事業 環境影響評価方法書」の意見書作成

風車 180m 4.3MW 15基 の建設で
近隣にも140基4箇所に計画中です。
シラリカ川、山崎川、トワベツの源流域で水源かん養保安林になります。
鳥に影響があるというのは、広大な土地を必要とするからで
新たに該当の土地を確保すると必然的に自然破壊となります。
それが日本経済に必要なことであればそれもやむなしと思いますが、
その根拠がパリ協定に追従だけではお粗末です。
以下提出内容です。最後にリンクを載せますが15日までです。

1)表3.1-18(1) 
  ランクBで今後破壊が継続されれば絶滅が危惧される地域ですが
  開発により破壊されないということが
  どういった形で保証されますか。
2)図3.1-13、図3.1-15(分布域間の往復がある)
  ノリスとオオワシの生育域になりましたが
  先日のオオワシがバードストライクにより死亡した
  件がありますが今後起こらない対策ができますか。
  (3-186(220)鳥獣保護区でもあります)
3)図3.1-20、21ランク1,3の地点の中間地点で
  クマタカ、チュウヒ、オジロワシに多大な被害が予想されますが
  具体的な対策を明示してください。
4)3-83(117)
  水源かん養地ですが、オイル漏れの深刻な汚染があった場合
  どう対応できますか。
5)3-106(140)
  対象地域が地下水の水源地であり(遊楽部川源流でもある)
  台風や火災時にオイル漏れ事故が発生した場合
  復帰は難しくありませんか。
6)表3-2(52)
  北海道環境基本計画(第3次計画)の地域から取り込む「地球環境の保全」
  と「安全・安心な地球環境の確保」の実現と今回の開発は
  矛盾していませんか。
  
7)表4.1-2計画段階配慮事項の項目の設定に
   水環境 水質 水の濁り の施設の稼働後を対象項目にして
   水質管理をしてください。河川の混濁や水源地としての水質
   や海産物資源地として、その海域に広く影響があります。
8) 表4.1-3(1) 地形改変及び施設の存在が選定されて
   いませんが事業による直接改変がないということは
   具体的になにを記述されていますか。
   工事により大幅に改変されると思います。
   次ページの生態系への影響はあるとあります。  
9)図4.3-1 (a)(b)の図において1250mより
   距離の長い場所のデータがありませんがこれは
   測定していないということですか。
10)4-97(317) 方法書の手続きにおける留意事項
   予測を行う、検討するでなく具体的なプランを示してください。
11)5-3(321)バードストライクに関して対策がないことから
   計画の見直しになるということですか。
12)6-11(335)
   聞き取りの内容と量に対して検討するだけでは
   貧弱で十分検討するように受け取られません。
   次ページにもありますがこの地域は貴重な天然記念物である
   鳥類の生息地です。事業計画の場所として不適切です。
   (日本の地形レッドデータブック参照)
13)6-62(386)
   ハヤブサ、オジロワシが生息確認されていないという
   理由で非選出ですが専門家の意見では生息とあります。
   不適ではありませんか。特に天然記念物は選定
   対象にしてください。
14)6.2-11オオタカに対する調査から予測までの流れ
   (想定)ですが好適生息環境の分布の変化が予測の目的ですが
   それとリスクはどう対応していますか。
15)環境保全のため現況復帰費用として1基あたり5億円相当の
   積立金が必要ですが準備はできていますか。
  (20年前の小型風車の撤去費用が2億円という情報があります)
バードストライクのニュースと公示資料

https://www.jre.co.jp/news/2023yakumo_houhousho.php

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