見出し画像

2022年6月10日(金)妊婦健診32週と入院

想定外だった。
まさか妊婦健診から家に帰れなくなるなんて。

お昼まで長引いた内診で「ありゃ。お腹、張ってる?」と聞かれて、「最近は全然張っていないです。張り止めの薬も飲んでいません」と答えたら、「子宮頚管が20ミリ切っています。18ミリくらい」と言われてしまった。

NSTモニターで様子を見ることになり、お腹が空いた早く焼肉を食べに行きたいと思いながら横になる。入院なんてことにならなければいいけど。

長男が妊娠31週で生まれたから、それを超えて32週を迎えられたことにひとまずほっとしていた。なのに。とりあえず子宮頚管が短くても、張りがしょっちゅうくる感じじゃなければ家に帰れるかもしれない。

まだ焼肉を食べる気満々

「どうですか、張り感じました?」
しばらくして現れた医師に「いえ、今は全然……?」と答えると、少し苦笑されてしまった。
「んー、実はさっき、張りが結構きていましたよ。陣痛と同じくらいの。子宮頚管も短いし、上のお子さんが早産だったから、このまま入院していただくのがよいかな」

噓でしょ。
入院していただくのがよいかな、って、やさしい口調だけど決定事項じゃん。

「あ、はい。わかりました」と頷きながら、午後にやるつもりだった諸々の予定や、溜まっている仕事を頭の中でリストアップする。やばい。
「少し家に帰って、また来るというのは難しいですか?」
ダメ元で看護師さんに聞いてみたけれど、「難しいですね……このままお部屋へ向かいます」と言われてしまった。焼肉行けそうにないや。

焼肉どころじゃない

夫に連絡をしたら、焼肉どころじゃないと言われた。入院セットを持ってきてくれるらしい。早めに用意しておいてよかった。

右手首に点滴の針を刺されて、左腕には筋肉注射を打って、モニターに横になる。NSTベルトで張りを検出されてしまうから、下手に動けない。

長男のときも、急に腹痛がきて翌日出産になったと思っていたけれど、もしかしたら張っていたのかもしれない。どんだけ鈍感なんだわたし。

ベッドの上で、動悸が激しくなって汗がどんどん出てくるようになった。きっと点滴の副作用だ。暑い。気持ち悪い。お腹空いた。
お昼を買ってきますよと言われて、牛丼とサラダを第一希望で伝えた。希望通り牛丼を食べることができて、とりあえず焼肉に行きたかった無念は少し晴らせたように思う。
「早めに食べて横になっていてください」と言われた通りにしたら、胃が上に上がってくる感覚と共に吐き気がして、せっかく食べた牛丼はすべて出てしまった。つらい。わたし、出産のとき戻してばかりだ。

荷物を持ってきてくれた夫と、数分だけ話すことができた。「点滴を打って張りがおさまって、内服薬だけで問題ない状態になったら退院できるらしい」と見通しを伝える。長男のお迎えや家の手続きなども確認することができた。義実家が近いし、在宅勤務だから、夫だけでもなんとかなりそう。よかった。

夫が帰って、しばらくしたら落ち着いた。張りもおさまってNSTベルトを外してもらえた。解放感がすごい。そのまま夕食を食べて、メイクを落として、体を拭いた。
こっそり、夫が持ってきてくれたPCを開いて、日記代わりのnoteを書いているところ。ノートとペンも持ってきてもらったけれど、やっぱりキーボードがあるほうが格段に速い。

状態が悪化するとよくないし、バレてPC没収されてもいやだから、急ぎのものを片付けて今夜は早く寝ようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?